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幼稚園の教育を

大阪で子育てをしている娘が、近くの付属幼稚園の園庭開放に行った時のことを話してくれました。「先生はもちろんだけど、なんて言うかな・・・子どもが感じがいいのに驚いた」「小さい子ども達への関わり方が自然で優しくて他の保育園や幼稚園とは全然違う」何より一番心を打たれたのは、園庭開放から帰ってきて、「また明日もあそこに行きたい」と(2歳の孫が)初めて言った言葉だったそうです。子どもの育ちの違いはどこから来るのでしょうか。

 「保育園と違うところはどこだと思う?」「飾ってある子どもの絵に、先生達の手が全然加わっていなかった」「園庭にあひるなど小動物を飼っていて、畑もあった」「色水遊びのペットボトルがたくさん並んでいて、子ども達が牛乳パックで自由に色を混ぜ合わせて遊んでいた」「思いきり泥んこ遊びをしていた」

 遊びを通して学ぶという幼稚園教育要領に書かれている通りの幼児教育がなされているのですね。「保育園でこんな幼児教育がされるといいよね。」という娘の言葉に複雑な気持ちになりました。

 主体的に遊べる環境を作りたいと思っていますが、保育園では日々の保育計画を立てたり、教材を準備する時間はありません。保育園にももちろん教育があります・・・でも、ダイナミックで細やかな遊びを作っていくための労働条件や環境が圧倒的に違うのです。

 何度も何度も言いますが、子どもは未来の社会そのものです。質の良い保育を全ての子どもが享受できるようになることを心から願います。そして、私も条件のせいにせず、できることから実行し、形にしていきます。

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