子どもの命と安全
- 大瀧智子
- Sep 3, 2019
- 2 min read
『未就学児に関する危険個所合同点検』が午後3時ごろりんごの花保育園の前で行われました。大津で起きた保育園児を巻き込む痛ましい交通事故から、保育園児の安全確保のために新しい方針が出されたと思っていたのですが・・・。
合同点検には、西区の職員の方、警察の方が6名来られました。やっと横断歩道ができる!と思っていたのですが、横断歩道を設置するには規則があって、それを満たしていないので設置はできないという話しでした。
以前から町内会長さんにお願いしていたので、町内から横断歩道設置の要望は上がっていて受理されていたそうです。でも、規則に適合しないので、できないと繰り返し言われました。
規則ってなんでしょう?子どもの命よりも大切な規則ってあるのでしょうか?全然納得できません。
「保育園のために横断歩道を作るわけにはいかない」ってどういうことでしょう?じゃあ、誰のためだったら作れるのですか?
お話をしながら、この方たちは、誰の方を向いて何のために今日来られたのかな・・・と思いました。できない理由や、他の方法を考えるとしても年単位で時間がかかるし、検討するというだけでできるという話ではない・・・そんな言葉を聞いて、とても悲しい気持ちになりました。
大津市では、キッズゾーンが設置されたそうです。キッズゾーンを設置するのにそんなにお金がかかるわけでもなく、誰かに迷惑がかかるわけでもないでしょう。運転する人にとっても、キッズゾーンを見たら、減速したり、注意喚起になり、事故のリスクが減るのではないかと思います。
子どもは社会の宝です。りんごの花保育園の子ども達も、大切な大切な宝です。どうかその宝を守るための対応を考えて下さい。
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