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人権感覚

今日は、ナイジェリア人のAくんのお父さんが、りんご組(3・4・5歳児)の子ども達に特別保育でお話をしてくださいました。同じ人間でも、なぜ皮膚の色が違うのかというお話や、髪の毛など外見の違いについても話してくださいました。


 世界地図でナイジェリアの位置を確認して、そこに行くまでに2日間かかると聞いた子ども達はとても驚いていました。そんな遠くから日本に、そしてりんごの花保育園に来てくださっているんですね。嬉しいことです。絵本を見ながら、住んでいる家や文化の違いなどについてもわかりやすく話してくださいました。


 海外では、人種や文化の違い、障がいがある人などについて、小さいころから何度も話して聞かせるそうです。外国の人が増えたとはいえ、日本はまだまだ少ないので、違いに戸惑うことも多いですね。自分を振り返っても、外国の人にどう話しかければいいのか考えているうちに話しかける機会を逃してしまいます。英語でなくても、伝えたい思いがあれば、伝わることもありますよね。勇気を出して話しかけます。


 今回のお話を聞いて、いろいろ考えさせられました。違いを認めることができなければ、仲間外れにしたり、差別をしてしまいます。小さいからわからないではなく、小さいころから正しい人権感覚を身につけることが必要なのだと思います。子ども達が戸惑ったり、不適切な言動をするのを見たら、その場で注意をするのが大人の役割です。


 りんご組のM先生が、英語で話されるAくんのお父さんのお話を通訳しながら話をしてくれたので、長時間になりましたが、子ども達はしっかり話を聞いていました。未来社会を生きていく子ども達です。差別をせずに、一人一人の違いを認め、それぞれの人が大事にしているものを尊重できるようになってほしいと思います。


 担任のY先生が、「Aくんのお父さんの話を広げて、一人一人違っていて、みんな大事な存在であることを伝えるのは私たちの役割ですね。」と話してくれました。今日だけの話ではなく、日々伝えていくことが大事で、ご家庭でも話していただきたいと思います。

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