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家族の絵

 一昨日、駐車場から園までの間、りんご3組のお母さんとお話ししながら帰って来ました。お母さんは、ウエストコートに掲示されているりんご組(3・4・5歳児)の家族の絵を見に行ってくださったそうです。


 「子ども達の絵がとってもよかったです。みんなそれぞれで。どうしたらあんなふうに自分が好きなように描けるんでしょうね。中学生になると難しくて」と言われて、お母さんが中学校の美術の先生だったことを思い出しました。


 「描いている時、みんなとっても楽しそうだったんですよ。それぞれの世界があって・・・」と話しながら、あの時のことを思い出しました。締め切りが迫っていたので、少々焦っていたのですが、子ども達はおしゃべりをしながら、本当に楽しそうに描いていました。そこには上手に描こうとか〇〇に気をつけて描かないと・・・」という気持ちは全くなく、それぞれ描くことを楽しんでいました。お友達の絵を批判することもなく、真似することもなく、ただ自分の絵を描くことを楽しんでいました。


 日々、子ども達は絵を描いたり、廃材や様々な素材を使って作ることを楽しんでいます。毎日毎日描き、作っています。誰に言われたのでもなく、作りたいから、描きたいから描いていて、自分が満足すればそれでいいようです。作ったものは家に持って帰るのがルールなので、おうちの方からはたくさん褒めてもらっているのかもしれません。


 大きなものが出来上がることも多いので、園では貸し出しバッグを用意して持ち帰ってもらうようにしました。おうちの方も大変だと思いますが、温かく見守ってくださっているのがありがたいです。こんな毎日なので、きっと子ども達は頭に浮かんだイメージを表現するのが楽しいのだと思います。大人が望んでいる上手さや価値観への思いがないのが幼児期のいいところですね。様々な道具の扱い方や素材の特徴に合わせた使い方も上手になっています。昨日はスポンジでケーキを作っていました。


 「りんごの花保育園の子ども達の作品が一番よかったです」と言われ、思いがけなく褒めてもらってとても嬉しく、日々の経験の大切さを改めて感じています。



 

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