種を撒く
りんごの花保育園2階の屋外園庭では、りんご組(3・4・5歳児)の子ども達が夏野菜を植えています。屋外園庭は、日当たりがいいので、毎年驚くほどたくさんの野菜が収穫できます。
成長のペースも早いので、子ども達は毎日楽しみに観察しています。4.・5歳児は昨年経験しているので、成長のイメージをしっかり持っているようです。
先日、3歳児のAくんとBくんがせっかく大きくなったゴーヤを引き抜いてしまったそうです。いたずらする時は、とても気が合う二人です。その姿が目に浮かびます。気づいたM先生が注意したそうですが、その声は届かず・・・。
昨日、再びAくんが発芽したばかりの風船かずらの芽をポンポンと抜いてしまい、その場面を目撃したY先生はあまりにもポンポン抜いていく姿に驚いたそうです。
動作を交えながら話してくれるY先生の話を聞いていると、Aくんがポンポン引き抜く姿が目に浮かび、思わず笑ってしまいました。でも、2階の屋外園庭まで土や肥料を運び、子ども達と育つ姿をイメージしながら汗を流したY先生にとっては笑いごとではありません。
Aくんと向き合い、1対1で真剣にお話ししたそうです。「この後植えても、また抜いてしまうかもしれません。どうしたらいいですか?」と聞かれたので、「もう一回やってみて」とお願いしました。
3度目の正直・・・真剣に話したY先生の言葉が今度はきっとAくんの心に届いたと思います。少しドキドキしますが、Aくんの成長を信じて、また新しい種を蒔きましょう。
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