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卒園児

 夏休みなので、卒園児の子ども達が顔を見せてくれるのが楽しみです。小学校に入学して5か月しか経っていないのに、表情が力強くなり、身長も伸びました。話してくれる内容や言葉遣いも変わって、感動したり、ちょっと寂しくなったり・・・。最初の卒園児はもう3年生。りんごの花保育園のことを覚えていてくれているでしょうか?


 卒園したKちゃんとその弟のSくんから残暑お見舞いが届きました。漢字が混じっていたり、絵がとても上手になっていたり・・・。やっぱり子どもの成長はすごいです。


 卒園児のYくんは、いつも自分が考えたことや経験したことを話しに来てくれるので、それも楽しみです。幼児期とは違うものの見方や感じ方をすることに気づかされます。今年の夏休みには、長崎の原爆資料館を訪れたそうです。小学校1年生の子は、あの悲惨な原爆をどう受け止めたのかと思い、尋ねると、「酷かった」「時計が11時2分で止まっていた」と深刻そうな顔で教えてくれました。その表情から、言葉にできない感情があったことを感じました。


 私は小学校6年生の修学旅行で初めて原爆資料館に行ったのですが、あの時の衝撃は忘れられません。今の生活が当たり前ではないこと、たくさんの人達の犠牲の上に自分達の生活があることを知りました。戦争の悲惨さを次世代に伝えることは本当に大事なことですね。


 いつも卒園児にはたくさんのパワーをもらうのですが、先日さらに大きく成長した姿を見せてくれたHくんが、「大きくなったらお金持ちになる」「園長先生に車を買ってあげる」と言ってくれました。その頼もしさに、心が満たされ、やっぱり卒園児はいいな~と思いました。こうして毎年卒園児が増えていくというのは希望が増えていくということですね。


 もう何年か経ったら、「りんごの花保育園で働きます。」と言ってくれる卒園児も現われてくれるんじゃないかと期待しながら、ここで頑張っていきたいと思います。




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