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楽園

 

 どんよりした空模様の下、はなぐみ(1・2歳児)は、絵具遊びを楽しんでいました。液体のりに絵具を混ぜて、ぬるぬるした感覚を楽しみ、色がまじりあって変わっていく様子を夢中になって見ていました。


 絵具で洋服が染まってしまいましたが、こんな大胆な遊びはおうちではなかなかできないですね。お友達と一緒にすると、さらに遊びが広がるのも保育園ならではです。


 りんご組(3・4・5歳児)は、3歳児のOくんが持って来てくれたクワガタを飼育ケースで飼うことになり、エサや止まり木を入れ、枯葉や土を準備していました。いつもは、消極的なOくんが、「クワガタの土、持ってきたよ。」「これを入れるんだよね。」とゼリーを手に積極的に発言し、先を見通しながら準備に参加していました。4月に入園してからの成長を感じ、嬉しくなりました。


 集団生活が初めてのお子さんが、たくさんの友達と一緒に生活するのは大人が想像する以上に、不安や抵抗感が強いのだと思います。他の子と遊びたいと気持ちはあるものの、どうやって声を掛けたらいいのか、どうすれば遊びの輪の中に入れるのかわからずに困っているのかもしれません。「いや」「だめ!」と断られるかもしれないと心の中はドキドキしているのでしょう。だんだん生き生きとしてきた3歳児の新入園児を見ると、ここまでがんばってきたことがよくわかります。


 3歳児で入園した子ども達のほとんどは、当初オムツを着用していました。でも、今ではみんな普通のパンツを履き、自分のタイミングでトイレに行くようになっています(時々失敗しながら)。友達の影響は大きいですね。食べれなかった野菜も、友達がおいしそうに食べているのを見て、食べてみようかなという気持ちも出てきています。


 新しくりんごの花保育園に入園した子ども達は、友達の影響を受け、先生たちに援助してもらいながら、少しずつ自分でできることが増え、園生活を楽しめるようになっています。やっぱり保育園は子どもの楽園だと思います。

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