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活路

 昨日久しぶりに西区の園長会に出席しました。コロナウイルスが少しずつ増えてきたことや、福岡市の保育園の待機児童がいなくなったことなどについて、ため息交じりのお話が続きました。


 特別支援保育(サポ~ト保育)を利用される方が、各園とも増えていて、加配の保育士が見つからない、加配の保育士を雇用する補助金が少額で受け入れが難しいという話も次から次に出てきました。


 加配保育士の補助金は、1か月で70,000円なので、週5日としても、一日4時間未満の雇用費しか出ません。加配が必要なお子さんは、一日保育園で過ごしているのですが・・・。


 ある保育園は、昨年度以上児50人で、加配が必要なお子さんが8人いたそうです。りんごの花保育園でも、加配が必要なお子さんを何人か受け入れていますが、うまくいかないことがたくさんあって日々頭を悩ませています。でも、とても勉強になります。


 保育園の定員割れが起こっているので、加配が必要なお子さんたちに特化した保育園をつくろうとしている園もあるそうです。加配が必要なお子さんがいることで、他の子ども達も育っていくので、りんごの花保育園では、インクルーシブ(包括的な)保育を目指したいと思っています。


 7月は、一時保育で4名のお子さんをお預かりしています。初めて保育園生活を経験したお子さんは、「コロナ禍で、家の中で過ごすことも多く、他の人や子どもとの関わりがなかったので、保育園に行くようになって、とても成長しました。」と保護者の方が話されていました。


 ドイツから一時帰国の間、保育園で他の子ども達と遊びたいと一時保育を利用しているお子さんもいらっしゃいます。サポ~ト保育に、一時保育と園の中は落ち着かないように思われるかもしれませんが、毎日賑やかで、新しい発見があって、とても楽しく過ごしています。子ども達は、一人一人個性やその子らしさがあって、とてもかわいいです。


 性別や国籍、障がいがあるなどの違いはあっても、それぞれのお子さんがかけがえのない存在です。違いを楽しみながら、日々過ごしていきたいと思っています。

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