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能力

 報道番組を見ていたら、時代の変化に合わせて、中学受験の方法が変わり始めているということを知りました。画一的に学力で評価するのではなく、個人の持っている様々な能力に注目して評価するというのは新しい価値観ですね。これだけAIなどの科学技術が発展しているのですから、叩き込む、教え込むような教育はどうなんだろう?と常々思っていたので、社会は少しずつ変わっているんだなと思いました。


 学力は個人が持っている能力の一つですが、全てではありません。高学歴で有名大学を卒業すれば、輝かしい未来が約束されている訳ではないことは現状を見ればわかります。学力以上に社会で生かされたり、評価される能力があります。学力だけに縛られていると、その他のことが疎かになっていたり、経験できないままで社会に適応できない人もいます。今からの子ども達は、多様性の時代を生きていきます。幸せをどう定義するかはそれぞれ違うと思いますが、自分の幸せの価値観が生活に反映されていればそれでいいのではないでしょうか?


 報道番組では内気な小学6年生の子が、英語が好きで英語でアピールをして中学校に合格したことが紹介されていました。得意なことを評価されると自信が持てますね。一人一人得意なことや苦手なことがあって当然ですが、どこに注目されるかで子どもたちの自己評価は変わります。苦手なところやできないことに注目するのではなく、得意なこと、好きなことに注目して褒めてもらうと自信が持てます。そうです。大人がそのカギを握っているのです。


 一緒にいる時間が長い親子関係の中では、できていることよりもできていないことの方が気になり、同じ注意を繰り返してしまいますね。何度も同じことを注意されるとそれだけで嫌な気持ちになるのに、注意されるのは苦手なところなので、さらに自信を無くしてしまいます。


 一人一人の子どもはいいところを持っています。それを見つけるのは大人の役割であり、おうちの方に見つけてもらって褒められると自信が持てます。子ども達が自信を持って予測不可能と言われる未来を生き抜いていける力を育てたいですね。

 

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