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人命

 先日、福岡市防災センターの研修に行き,火災時の消火器の使い方、地震の体験や応急手当などについて学びました。火災訓練では、新しく導入されたVR体験をすることができたのですが、VRの機器は、京都アニメーション放火火災で亡くなった福岡出身の方のご遺族の方が寄贈されたものだそうです。


 VRは、においや振動などを感じることができるので、火災の恐ろしさを実感しました。日頃避難訓練を行っていますが、訓練通りに行動できるのか考えさせられました。慌てたり、焦ったりせずに落ち着いて対応できるよう、イメージ訓練などの心構えをしておかなくてはと思います。


 その研修で、福岡市の救急車の台数が31台と聞いて驚きました。こんなに頻繁に目にしているのに、31台しかないなんて・・・。31台がフル稼働して、人命を守ってくれているのですね。新型コロナウィルス感染や熱中症で救急車の稼働率が今年過去最高を記録したそうです。


 救急車をタクシー代わりに利用したり、PCR検査をうけるために呼んだりする人がいる話を聞きましたが、言語道断です。本当に必要な人を搬送できないために、命を助けられないことも起きているという報道を耳にすると心が痛いです。


 当然ながら、救急車が到着するまでの時間も延び、8分以上かかっているそうです。私も園児の痙攣などで何度か救急車を呼んだことがありますが、待っている時間は本当に長く感じます。大事な命を守るために、救急法をしっかり習得しておかなくてはと思いました。


 コロナ感染が増え、コロナ陽性の証明書発行や検査で受診する人などで、医療機関は大変な状況になっています。コロナウイルス感染症は、決して侮れない病気ですが、症状の特徴や経過が明らかになってきたので、インフルエンザ並みの対応にして必要な人が必要な医療を受けられるようにしてほしいと思います。救えるはずの命が失われるなどということが決してないように・・・。

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