不適切保育
- 智子 大瀧

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今日は、不適切保育についての研修会がありました。あるテレビ局から取材が来ていて、3時間の研修会の様子をずっと撮影されました。少し前の福岡市や田川市の認可保育園での不適切保育は数々の報道番組に大きく取り上げられました。認可保育園への信頼を大きく揺るがす報道に心が痛みました。
大多数の認可保育園では、一人ひとりの子どもの人権を大切にする保育が行われていると思いますが、ほんの一握りの保育園で不適切保育があれば、大切なお子さんを預けられている保護者の方が不安に思われるのは当然だと思います。昨日の福岡市園長会でも、指導監査から不適切保育をなくすため、様々な取り組みをするよう提言されました。
不適切保育はこども達の心に大きな影響を与えます。信頼できるはずの大人が信頼できないとわかった時、子ども達は心底傷ついてしまうでしょう。それがわかっているのに、保育園での不適切保育がなくならないのは、個人の問題だけではなく、その環境やシステムに原因の一端があると考えられるようになっています。
福岡市では現場の保育士を支える巡回心理士の派遣が始まりました。年間5回まで園に来てくれ、保育士の悩みの相談やカウンセリング、子どもへの関わり方などの相談にも乗ってくれるそうです。今日の研修でも話されていましたが、保育士が悩みを抱えた時、安心して話せる人がいることはとても大事です。
愛着障がいや発達障がいがあるお子さんが増え、保育現場は対応に苦慮しています。他クラスのことではなく、自分の問題として全職員が一緒に考えてくれればこんなに心強いことはありません。講師の先生は、それに加え、業務や保育内容の見直しをして、保育士の心身の負担を減らすことも考えなくてはと話されていました。
明日は職員勉強会です。先生たちと話し合いながら、誰も(子ども達・保護者の方・保育士)が楽しく自分らしく過ごせるような園を目指していきたいと思います。






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