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- 智子 大瀧

- Feb 11
- 2 min read
昨日、来年度児童発達支援事業所の公募に応募される予定の社会福祉法人団体の方々がお話を聞かせてほしいと見学に来られました。もう来年度の準備が始まっているんですね。去年、児童発達支援事業所を立ち上げるために苦労した日々が蘇って来ます。
昨年、公募の公表が4月中旬、選定されたのが7月、それから10月1日の開所までの目まぐるしく、わからないことだらけの大変な日々は思い出しても苦しくなります。今でも保育園とは全く違う仕組みや制度に悩んでいますが・・・。
福岡市は児童発達支援の質への思いが強く、選定されるのも、その後も大変なのですが、後方支援をしてくれます。研修の実施、事業所への訪問指導、療育センターへの見学と実習、そして毎月の定例会では児童発達支援事業所同士の情報交換ができて、とても心強いです。
昨日来られた法人は、保護者会が立ち上げた団体だそうで、授産施設などの大人の障がい施設があるので、子どもの施設を運営したいそうです。理事長先生は、小さい頃の支援がとても重要だからと仰っていました。障がいがあるお子さんが、将来自立できるように支えることができる場所が増えるのはとても大事なことですね。
自立とは、自分ができることは自分で行い、できないことは人に頼ることができるということです。社会は、障がいがある方にとって圧倒的に不利な仕組みでできています。障がいがあっても、自分らしく生活できるよう、頼れる場所や頼れる人が必要です。児童発達支援事業所は人生のスタート地点にあるので、障がいがある子ども達が安心して通うことができ、保護者の方も安心して相談できる場所になることが求められています。
今回、子ども達や保護者の方にとって安心できる場所が増えるといいなと思い、まだまだ始まったばかりで何もお伝えすることがないのに見学依頼を承諾しましたが、私の方が学ばせていただきました。お話をしているうちに、児童発達支援事業への最初の思いは変わらないものの、忙しさに周りを見れていない自分にも気づきました。4月から児童発達支援事業所りんごの花には、言語聴覚士と理学療法士の資格がある人が入職予定なので、さらに質が高まると思います。理念を大切に、将来を見据えながら前に進んでいきたいです。






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