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行事

 昨日初登園した5歳児のEくんは、登園を嫌がることもなく、元気に登園しました。初めて登園した日に参加した体育教室はどうだったのだろうと担任のY先生に聞くと、おうちでお母さんと一緒に組体操の練習をしたそうです。すごい!


 練習に行った公園で、元気に遊ぶ様子を動画に撮ってEくんのお母さんに見てもらうと、「こんなに大きな声を出すんですね。」と驚いてあったそうです。家庭にいるときの姿と、同年齢の子どもたちの中の姿は違うことが多いですね。園でより元気な姿を見せてくれるのは嬉しいです。


 2歳児は、昨日に引き続いて今日も公園まで歩いていきました。慣れてきたので、もう30分もかからないそうです。子どもの力は本当にすごいです。昨日の夕方、2歳児のYくんのお母さんから、「咳が出ているので明日はお休みいます」と言われたのですが、Yくんが「公園に行きたい!」と言ったので登園しました。なんだか小さい子どもたちも生き生きしています。


 行事を否定する考えもありますが、行事を通して子どもたちの団結力が高まったり、意欲的になったりする姿を目の当たりにするので、行事は決して良くないものではないと思います。行事に振り回されたり、行事の成果に囚われすぎるのはよくないですが、子どもの意欲を大切にしながら、進めていくと得るものがたくさんあります。


 因みに、保育所保育指針には、行事は日々の生活に変化と彩をあたえるものと書いてあります。いつもと違った経験をしたり、みんなでイメージを共有して、目標に向かって取り組み、自分の成長だけでなく、友達の成長に気づくこともあります。


 先日の研修会で、組織には、タスク(目標達成)とメンテナンス(人間関係作り)の2つの視点があって、メンテナンスがタスクを支えるようなピラミッドを形成している。この2つがバランスよく働けばピラミッドの大きさが変わる=成果が高まる。行事などでピラミッドの上部にあるタスクに力が入りすぎると、メンテナンスが疎かになり、組織が弱体化するそうです。


 運動会の行事の成果に捉われすぎると、先生たちが疲弊してチームワークが悪くなってしまいますね。行事は日々の生活に変化と彩を与え、子どもの成長を促すためのものなので、大人に力が入りすぎるのはよくないです。誰にとっても運動会が楽しかったと思えるものにしたいと思います。

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