不登校
- 智子 大瀧
- 1 day ago
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知能(IQ)は、身長・体重と同じように正規分布を示します。正規分布とは、平均値を中心に左右対称に分布し、7割くらいの人がその中心部付近に該当します。学校教育プログラムは、その7割くらいの人に合わせて作られているので、そこから外れて知能が高い人や低い人は自分に合った教育を受けられずに、苦しい思いを強いられています。
知能が高すぎると、学習内容が簡単過ぎて授業がおもしろくない、低すぎると勉強についていけない、それぞれの理由で不登校になることもあるようです。昨日のブログにも書きましたが、『個別最適な教育』はまだまだ遠いので、不登校の数は今後増えるかもしれません。
先日M先生から送られて来たラジオの情報で、脳科学者の黒川伊保子さんがお話されていたことが心に残りました。8歳くらいまでに脳に作られるミラーニューロンのお陰で、子ども達は集団の場で友達の動きを見て同じように行動することができるそうです。
「起立」「礼」「着席」というのは軍事態勢の名残ですが、これに瞬時に反応できるのは昭和の子ども達だそうです。現在、小学校就学からの3年間はゲームなどに没頭し、友達と対面で遊ぶ機会が減っているので、ミラーニューロンが作られにくく、友達を見て同じように動いたり、共感することが難しくなっているそうです。
勉強についていけない、勉強がおもしろくない・・・それだけで学校に行く意欲が失われているのに、友達と一緒にいることに喜びを感じられないのなら、学校に行きたいと思えなくなるのは当然です。
学校に行けなくて苦しんでいる子どもたの数は34万人を超えていますが、学校だけが学びの場ではありません。AIが正解を出してくれるこれからの社会で逞しく生きていくには、学校教育ではない選択もあるのではないかと思います。周りの大人が広い視野で考えると、もっと幸せに生きられる子どもたちが増えるのではないでしょうか?
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