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鋳型

 昨年10月に児童発達支援事業所を立ち上げてから、本当に忙しかったり、体調を崩してしまったりで通信大学の勉強がずっと滞っていました。ものすごく気になりながらも、今は仕方がないと思っていたのですが、やっとまた再開しました。いくつになっても学びは大事です。


 取り掛かったのは『臨床心理学』、精神分析の創始者であるフロイトについて学んでいます。フロイトは人間の『無意識』を初めて取り扱った人物です。私たちが意識していることや思い出そうとすれば思い出せること以外に『無意識』があり、それは人の心の90%以上を占めると言われると知り、とても怖いと思いました。


 日頃意識しないで行っている言動には、『無意識』が影響しているようです。意識していないからこそ、人から見られている行動には自分の意識の下にあるものが反映されているのかもしれません。怖いですね。どうがんばっても無意識の行動には本当の自分が現れているのでしょう。


 生まれてから6歳くらいまでに、近しい人との人間関係の結果の鋳型が作られるそうです。この話は「三歳児神話」「三つ子の魂百まで」の言葉に象徴されていますが、乳幼児期の人間関係がその後に大きな影響を与えるのは間違いのないことのようです。親子関係はもとより、ちょうどその年齢にかかわる私たちの役割は大きく重要であることを再確認しました。


 最近、普通に見える人たちが起こすとんでもない事件が気になっていますが、その人たちの乳幼児期に作られた人間関係の鋳型が影響しているのかもしれません。どんなに小さな赤ちゃんでも、自分がどう思われているか、どう扱われているかについてはとても敏感です。子ども達と向き合う姿勢を改めて考えさせられています。

 
 
 

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