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誰も取り残さない

 昨日のブログに、年齢によって理解に差があると当たり前のことを書きましたが、同じ年齢でも理解には差があります。同じ年齡の子ども達の集団で、同じ内容を同じように進めていく小学校以降の学習形態についていけず、不登校になってしまうお子さんが急増しています。


 一年前と比べて5万人増加し、ひとクラスに複数人不登校のお子さんがいるのが普通になっているそうです。他の原因もあると思いますが、学習についていけないというのが不登校の理由になっていることも多いそうです。


 信州大学医学部付属病院こどもの心診療部部長で精神科医の本田秀夫先生もおっしゃっていましたが、日本は成績不振に対して寛容で、理解できていなくても、成績が悪くてもみんな次の学年に進級できる・・・それは寛容というよりも無責任ですよね?


 席を離れると叱られ、わからない授業を黙って座って聞きなさいと言われる子どもの気持ちを考えると苦しくなります。大人でも、わからない話を45分間も座って聞くのは堪え難いですね。それを1日何度も、それがずっと続くと思ったら学校に行けなくなるのもわかります。


 国は「個別最適な学び」を提唱していますが、現場の理解だけでなく、それを行うための環境が整っていません。社会のありようは大きく変化しているのに、学校教育だけは取り残されています。そこで困っている子ども達のことをもっと考えてほしいと切に願います。


 
 
 

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