居場所
- 智子 大瀧
- Feb 2
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誰にとっても、自分の居場所があるということは大事なことですね。昨日のブログに書いた子どもの自殺ですが、居場所がないというのが原因の一つではないかと思います。ここにいれば安心という場所やこの人といれば大丈夫と思える場所があると、傷ついたり疲れたりする心を休めることができます。
児童発達支援事業所には、ここにいれば安心、ここに来れば話を聞いてくれる人がいるという子どもや保護者の方の安全基地になることが求められていると思います。困った時にそこに行けば大丈夫と思える場所があれば、また前に進もうと思えますね。そんな場所になりたいです。
児童発達支援事業所に通って来られる子ども達の中には、4月に小学生になる子もいます。大きな集団にはなじめない子ども達が、小学校に通えるか心配ですが、小学校に通えなくても、保健室だったら行けるという子もいます。保健室がその子の居場所で、そこから始めれば、少しずつ教室に行けるようになるかもしれません。今は小学校の先生も、無理やり登校を促したり、教室に入ることを求めたりされないようです。スモールステップでその子が安心できるようになるまで待ってくれるという話も聞きました。
保育園の5歳児の中には、小学校で大丈夫かな?と心配なお子さんもいます。大きな集団の中に自分の居場所を見つけられるでしょうか?困った時に誰かにSOSを出せるでしょうか?誰かに気づいてもらえるでしょうか?心配です。
これまで「大丈夫」と送り出したのに、小学校の新しい環境になかなか馴染めないお子さんもいました。卒園まであと2か月。心配は尽きませんが、自分の居場所を見つけて、友達もできて、生き生きと通学できるようになるかもしれません。あまり心配しすぎないように、一日一日を大事に、「小学校は楽しいところだよ」と伝えていきたいと思います。
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