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夏の活動

 幼稚園や小学校以上の教育機関は、7月、8月の暑い時期は夏休みの名称で長期休暇に入ります。これだけ暑いのですから、教育的効果を上げるのは難しいということでしょうか?夏休みは、欧米の学校制度を取り入れた明治初期から始まったそうですが、その頃よりも10度以上気温が高くなっているので、エアコンがあっても、現代の夏休みを乗り越えるのは大変です。


・・・とはいうものの、保育園には夏休みはありません。子ども達が暑い毎日を楽しく元気に過ごせるよう、夏ならではの活動に取り組んでいます。


 昨日は、つぼみ組(0・1歳児)は、先生たちが作った寒天で遊んだそうです。寒天の感触を楽しむ子、ツルツル滑る寒天を追いかける子、つぶして楽しむ子、それぞれ違っていておもしろかったと担任の先生が話してくれました。かわいい0歳児・1歳児の子どもたちが寒天を不思議そうに扱っている姿を想像して、「見たかった・・・。」と言うと、「また何度かやってみようと思います。」と言われました。ビデオに撮れたら、インスタに上げたいと思います。


 はな組(1・2歳児)は、大きなシャボン玉を作っていました。作っていたのは先生たちですが、大きなシャボン玉ができるたびに、歓声が上がっていました。


 

 りんご組(3・4・5歳児)は、片栗粉を水で溶かしたダイラタンシーの感覚を全身で楽しんでいました。片栗粉に吸い込まれそうになったり、上を歩くと滑るような感覚になるそうです。日常では味わえない液体と固体の間の感覚が不思議でおもしろいみたいです。乾くと、粉になるので後の片付けが大変だったと思います。でも、毎年片栗粉のダイラタンシーを楽しんでいるので、大変でも子どもたちに経験してほしい魅力的な活動なのでしょうね。


 私たちが保育活動を計画する時、そこにはねらい(願い)があります。〇〇を感じてほしい、〇〇に興味を持ってほしい、〇〇がわかるようになってほしいなど、目の前の子どもたちを見ながら子どもたちに経験してほしい活動を計画して準備をします。実際に活動して、子ども達の言葉や行動、表情からおもしろい、楽しい、不思議、わかった、もっと知りたいという思いを読み取り、次の活動を考えています。


 暑い夏も、目的(ねらい)をもって活動を計画し、実行し、振り返り、次の活動を考える…この繰り返しで子どもたちは成長し、毎日楽しく登園してくれるのだと思います。まだまだ暑い夏が続きますが、子ども達も先生たちも元気に夏を過ごしてくれますように。

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