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これからの幼児教育

 昨日、14年間小学校の先生をされていた方とお話しする機会がありました。小学校に入学した時にどんな力が育っていればいいのか、そのために幼児期にどんな経験が必要なのかをたくさん話してくださいました。

 一斉で画一的な保育を受けた子どもは、入学すると、「◯◯してもいいですか?」と指示を求めることが多いそうです。反対に、幼児期におもしろい、もっとやってみたいと自分で考えて遊びを広げた経験をした子は、入学後にグンと伸びるそうです。 

 なので、自分の名前が読めて、書ければ、字なんて読めなくても、書けなくてもいいと言われました。もちろん、遊びの中で、字や数字の感覚を養うことは大事です・・・とも。

 椅子に座れなくても大丈夫、そんなことは大したことではない・・・先日の研修でも、大学教授で幼稚園園長でもある講師の先生が、保護者から、就学前に椅子に座れないけど大丈夫なのかと聞かれても、「椅子に座る時間もあるから大丈夫って言わないように先生達に言っている」と話してありました。椅子に座ることが大事なわけではないということです。

 保護者の方は、お子さんが椅子に座っているだけで安心されるのかもしれませんが、座っていることよりも、学びに向かう意欲があることの方がずっと大事ですよね。でも、現場の小学校の先生から、こんな言葉を聞けるなんて思ってもいませんでした。これまで小学校との連絡会議でそんなことを言ってもらったことは一度もないので・・・。

 りんごの花保育園で大事にしてきた保育を認めてもらい、とても嬉しく、安心しました。子どもの主体性や人権を尊重することが、これからの社会を生きる子ども達にとってどんなに大事かについてもたくさん語ってくださいました。保護者の方にも是非その話を聞いてほしいと思います。こんな向上心溢れる先生と繋がれたご縁を大事にしたいと思っています。

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