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トイレトレーニングの成功

  朝、「やったー!すごいFちゃん!」と言いながら、はな組(1歳児)担任のI先生が、1歳児のFちゃんと手を繋いで事務所に入ってきました。


 「園長先生、今、Fちゃん、おしっこが出ました!初めてです。」と、I先生がとっても嬉しそうに教えてくれました。Fちゃんも、とっても嬉しそうでしたが、まだ実感が湧かないようで、はにかんだような笑顔を見せてくれました。


 I先生は、万歳三唱でもしそうなくらい大喜びです。この1年、トイレトレーニングに取り組んできたもののなかなか成功することができなくて、悩んだこともあったので、今日のこの成功が心から嬉しいのでしょう。


 Fちゃんに、「おしっこできてどうだった?」と聞くと、「楽しくなってきた。」と答えてくれました。この言葉からもわかりますが、Fちゃんはなんでもよく理解していて、遊ぶのもとても上手です。自分のことはなんでも自分でできるのに、トイレだけはどうしても成功しなかったのです。


 理解しているからこそ、オマルやトイレに座ると、おしっこを我慢してしまうのでしょうね。お家の方や先生たちの願いがわかっているので、余計に意識してしまい、うまくいかなくて一番苦しかったのは、やっぱりFちゃんだったと思います。


 オマルやトイレに座るとおしっこができないのに、オムツを履くとすぐにする子は、我慢の仕方がわかっているのです。ちょっとしたきっかけがあれば、あっという間に自立します。焦らず、でも辛抱強くトレーニングをすることが大切だと思います。


 いつかはオムツが取れる・・・とトイレトレーニングは遅くてもいいと思っている方もいらっしゃいますが、タイミングを逃すのはもったいないと思います。おしっこが出る感覚が1時間半以上になった、おしっこをしたくなったら、もじもじする、出たら教えてくれるなどの姿が見られたら、トイレトレーニングを始めましょう。


 排泄の自律は、自分の身体を自分でコントロールできるという自信につながり、自分のことを自分でしようとする気持ちを後押ししてくれます。

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