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保育所等訪問支援

児童発達支援事業所の家族プログラムの日で、『保育所等訪問支援』をテーマにお話をしました。保育所等訪問支援担当のK先生が、エピソードを交えながらわかりやすく説明してくれたので、保護者の方々は興味を持って楽しく聞いてくださいました。


 保育所等訪問支援の制度自体、まだまだ周知されていません。保育所や幼稚園に「訪問支援を受けたいけど・・・」と言っても、「それはなんですか?」「聞いたことがありません」と返事が返ってくるのが現状です。でも、支援を受けるお子さんだけでなく、担任の先生にとっても効果が高い制度だと思います。


 保育所等訪問支援には、直接支援と間接支援があります。お子さんのことをよく理解している支援員が保育所や幼稚園でお子さんに声を掛けたり、行動できるよう促す等は直接支援で、担任の先生にお子さんの特性や、今の問題行動が起きている理由などを伝えたり、過ごしやすくするための環境調整について話したりする等は間接支援になります。


 椅子に座れなかったり、保育室を飛び出したりなどの困った行動には必ず理由があります。支援員が声の掛け方やタイミング、落ち着けるための工夫などを伝えると、訪問先の先生方がしっかり耳を傾け、実行してくれるので、お子さんの行動が変わるそうです。行動が変われば、先生方のお子さんを見る目が変わり、さらに良い行動が引き出せるようです。こんな良い循環があるので、お子さんの特性を理解している支援員が保育園や幼稚園、小学校に行くのはメリットが大きいと思います。


 現在、児童発達支援事業所りんごの花の保育所等訪問支援は、保育所・幼稚園・認定こども園・小学校に通う18名のお子さんが利用していて、支援員のK先生はフル活動をしています。他にも2名の支援員の先生がいるので、これからますますニーズが高まりそうです。


 子どもたちは困っていても、それを言葉で表現することができません。表現の方法は離席だったり、暴言・暴力だったりすることもあります。困っていることを言葉に変え、どうすればうまくいくのかを提案する支援が必要なお子さんはたくさんいます。そんなお子さんや保護者の方の力になりたいと思っています。

 
 
 

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