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科学する心

 先週木曜日は、久しぶりのキラキラデー(子ども達が「テーマ」について、自分で考えたり、友達と意見を出し合って進める活動)でした。


 「水グループ」は、水がどこから流れて来るのか、園内を探し回り、水が出ているところを写真に撮っていました。子ども達の発想はユニークで、壁の中から出てくるという意見もありました。水道、トイレ、洗濯機・・・いろいろ水が出てくるところを写真に撮って、「こんなところにも水がある!」と水への関心が高まったようです。


 たくさん写真を撮った後、活動終わりの挨拶をしようとした時に、5歳児のYちゃんとHちゃんが、砂場を掘っていたそうです。遊んでいるのかな?と担当のM先生が声を掛けると、「砂場を掘って水を出そうとしてたのに・・・。」


 子どもの発想はユニークで、時に真実に迫っています。水源を探した「水グループ」の今後の活動が楽しみです。


 昨年度初めてソニー幼児教育支援プログラムの保育実践論文に、「キラキラデー」の活動実践記録を応募しました。「科学する心を育てる」ために、日々の子どもの姿や記録を論文にまとめて応募するのですが、今年もチャレンジしたいと思っています。8月30日が締め切りなので少々焦っていますが・・・。


 子どもの興味は移りやすいので、1年間、同じテーマを追求するのは大変な時もありますが、昨年の記録をまとめていると、この経験が〇〇ちゃんの成長に繋がった、〇〇くんのこの発言で、活動が変化したなど気づかされることがたくさんあります。


 毎日子ども達が好きな遊びをするのは大事ですが、経験や知識が少ない子ども達の心を動かすために、計画・準備して活動し、活動の中で出てきた子ども達の意見や発言を次の活動に繋げると、子ども達の主体的・対話的な学びへと発展します。


 今年度のキラキラデーも、「水」「標識」「魚」をテーマに、活動が様々に広がっています。子ども達の「おもしろい!」「やってみたい!」と心を動かすことを準備し、さらに知りたい、わかるようになりたいという「科学する心」を育みたいと思っています。


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