- Jan 31, 2019
節分
明日は、少し早い節分行事をします。怖くない赤鬼・青鬼がやってきて、みんなで豆をまいてやっつけることになると思います。 先日受けた研修で、「節分に乾いた大豆をまくのは絶対にやめて下さい」と言われました。大豆が気道に入って、窒息などの重大事故につながった事例がたくさんあるそうです。未満児クラスは、新聞紙で作った豆、以上児クラスは、落花生をまく予定です。 「新聞紙の豆や落花生じゃ鬼は退治できない」と子どもたちが言うかもしれませんが、そこは想像力を働かせてもらうことにします。 10年くらい前の節分の日に、「鬼が来ないように」と言って、自宅からヒイラギの葉っぱを持って来て、保育室のドアや窓にセロテープで貼った年長児の男の子がいました。おうちでお母さんに、「イワシの頭も持って行きたい」と言ったら、「『そんなものは保育園に持って行けない!』と言われた」と悲しそうな顔をしていました。 前の園では、節分の日に必ずお休みする子もいました。怖がらせたくないからというお母さんの思いもあったようです。それぞれの思いはありますが、やっぱりりんごの花保育園では、そんなに怖くな


- Jan 30, 2019
第1回卒園式
たった一人の年長児のMちゃんがお引越しのため、今月末で退園することになったので、今日はりんごの花保育園の第1回目の卒園式を行いました。 子ども達は良い緊張感の中、一人ひとりが自分の役割をしっかり果たしてくれました。特に年中組は、一人で言葉を話す姿から、年長組になる自覚が出てきていることを感じました。 Mちゃんが、2月からもう園に来なくなると考えると、だんだん寂しくなってきて、涙が溢れてきました。気づくと、お忙しい中参列してくださった10名の保護者の方も、先生達もみんな涙・涙でした。 卒園式の最後に、Mちゃんが、お友達と私達、ご両親へそれぞれ言葉を掛けてくれました。Mちゃんが考えてくれた言葉は、優しいMちゃんらしい言葉でした。その場にいた子ども達、先生達、保護者の方々、それぞれにMちゃんと交わした言葉や思い出が浮かんできたと思います。 Mちゃんのために、担任のN先生が選んだ歌は、私が以前勤めていた園の最後の生活発表会で歌った♪こころのねっこ♪でした。 ♪いつのまにか大きくなった いつのまにか仲良くなった いつのまにかこけなくなった いろいろできる
- Jan 29, 2019
夜間保育所
昨日、福岡県保育所職員総合研修大会の中で、福岡市の夜間保育所の実践発表がありました。 認可の夜間保育所は、全国で81ヶ所だけで、ベビーホテルは1530ヶ所あるそうです。福岡市では、30ヶ所のベビーホテルに592人の子ども達がいて、全国では1530ヶ所のベビーホテルに、26998人の子ども達がいるそうです。これだけ需要があるのに、行政の支援がほとんど届いてないのが現状だということを知りました。 待機児童の解消には注目が集まるのに、なぜ夜間保育所には世間の関心が向かないのでしょうか。私自身、夜間保育所のことが気になっていながらも見ないようにしていたように思います。自分には何もできないと・・・。一番福祉が必要なところに手が届いていないという日本の現実を突きつけられて、考えさせられました。 長時間保育と同じように、夜間保育も『質の高い保育』を受けることができれば、子どもの健やかな成長は保障されると言われていましたが、全国で81ヶ所しかない認可の夜間保育所ではとても対応できません。 同じ保育の場にいても、夜間保育所のことが話題に上がることはほとんどありませ
- Jan 28, 2019
本格的なイヤイヤ期
昨日、2歳9カ月の女の子を育てている娘から、「今、イヤイヤ期真っ最中だよ。」とメールが送られて来ました。日に日に強くなる長女のイヤイヤの対応にお手上げ状態のようです。 「大事な時期だよ。嵐が通り過ぎるのを冷静に待ってあげてね。」と返信しましたが、ワンオペ育児で逃げ場もなく、母子ともに疲れ果てている姿が目に浮かびます。 自我の芽生えの1歳半くらいのイヤイヤ期と、全身全霊で自己を主張する今回のイヤイヤ期では、質もエネルギーも格段に違います。今まで大人の指示を全面的に受け入れてきた子どもが、大人の言う通りにするのはいやだ、自分で決めたいと主張しているのですから、大人と子どものせめぎあいの様相は想像するに余りあります。この葛藤を乗り越えて、2歳児は自分の存在に自信を持ち、少し周りを見れるように成長していきます。 まだまだ娘と孫の葛藤の日々は続くでしょう。何も手伝ってあげられないもどかしさを感じながら、心の中で、「二人とも頑張れ」と声援を送りました。


- Jan 27, 2019
写真
りんごの花保育園の玄関にデジタルフォトフレームを置いて、子ども達の写真を見てもらうことにしました。未満児クラスは育児日記、以上児クラスは掲示板で、毎日保育園の活動を保護者の方に伝えていますが、写真の力はすごいです。文章では伝えられない子ども達の生き生きした表情が、雄弁にその日の出来事を語ってくれます。 夕方、デジタルフォトフレームの子ども達の表情を見ると、「子どもってやっぱりかわいいな~」としみじみ思います。疲れが癒されます。 最近、大学の先生の中にも、研修方法や保育の中身を伝えるツールとして、写真を使うことを推奨される先生がたくさんいらっしゃいます。写真に写った子どもの表情や、環境から、子どもがその場面で何に興味を持ち、何を学んでいるのか職員全員で話し合う園内研修も増えているようです。 保育は、テストの点数のように成果が目に見えないので、それを伝えるには工夫が必要です。写真は、子どもの悩みや迷い、達成感、友達関係など語ります。玄関の写真からも、子ども達の思いや学んでいることが伝えられるといいなと思います。