- Mar 31, 2019
新元号
明日、新元号が発表されます。どんな漢字が使われるでしょう。どんな願いが込められているのでしょう。楽しみです。 平成に元号が変わった時は、楽しみなんて全く思えませんでした。元号が変わる・・・昭和天皇が崩御されることを意味していたので、変わってほしくないと願っていました。 あの当時、保育園で4歳児を担任していました。保育中にテレビを見せるのが当たり前で、毎日保育日誌にも、なんの後ろめたさもなく、『テレビ視聴』と書いていました。 子ども番組が流れる中、毎日、一日に何度も、「今日は、〇〇㏄輸血されました」というテロップが流れました。その頻度が多くなり、輸血量が増え、日本中の人が、みんな居た堪れない気持ちで画面を眺めていたと思います。 昭和天皇が崩御された速報を聞いて、これでもう苦しまれることもない・・・安堵に似た思いを感じました。 今回は、現天皇の退位なので、新元号を少し楽しみに思う気持ちになります。明日の今頃はもうわかっているのですね。全然予想できませんが、きっと書類を書くたびに何度も間違えるでしょう。新元号に変わることで、想像していたよりも、困ること
- Mar 30, 2019
30年度最後の日
30年度最後の登園日でした。2名の子どもたちが、転出で退園します。寂しいです。1年間一緒に過ごすと、何を考えているのか、何が好きなのか、苦手なことはどんなことか、どんなことをしたら落ち着くのか・・・いろいろなことが分かって来ます。 子ども達がどんな年長児になって卒園していくのか、その姿を想像するのが、私たちの楽しみです。入園した頃からいろいろ想像しています。途中で退園してしまうと、その姿が見れないので本当にがっかりです。 退園する子ども達のお母さん方が、「りんごの花保育園に来てよかった」 とおっしゃってくださいました。いろいろ至らないことがあったと思いますが、そう言われると、ホッとします。 夕方お迎えに来られた2歳児のEくんのお母さんが、園庭で年上の子どもたちと遊んでいるEくんの姿を見て、「お兄ちゃん達とこんな風に遊べるようになったんですね。』と嬉しそうにおっしゃっていました。 砂遊びで真っ白な顔と、泥だらけになった服の砂を払いながら、3歳児のYくんのお母さんは、「昨日体操服をつけ置きしたら、水が真っ黒になっていました。それだけたくさん遊んだって

- Mar 29, 2019
一人一花運動
園庭のチューリップの花が咲き誇っています。春ですね。 園庭だけではなく、屋上園庭でも、チューリップの花が風に揺れています。りんご2組(4歳児)のMちゃんが、「あのチューリップ、Mが植えたんだよ。黄色の花が咲いてかわいいよ。植えて良かった~!」と嬉しそうに報告してくれました。 昨年秋の福岡市園長会で頂いたチューリップの球根が、春になってこんなに可愛い花を咲かせてくれました。球根の時は、春になったら本当に咲くのかな~?となんとなく心もとない感じでしたが、寒さに耐え、こんなに見事な花を咲かせてくれました。 福岡市の『一人一花運動』がもっと盛んになるといいと思います。街中に花が咲いていると、心が和みますよね。喧嘩や犯罪、交通事故も減るかもしれません。 小さい子ども達も、毎日園庭で長い時間遊んでいるのですが、誰も花を摘まないのが不思議です。 『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではない・・・アメリカの生物学者であるレイチェル・カーソンの有名な言葉ですが、人が生まれながらに授かった感性を研ぎ澄ませて、「きれいだね」と子ども達といつまでも眺めていたいと思い
- Mar 28, 2019
玩具
昨日、砂場に新しい玩具を購入しました。すみません、百均の玩具です。先生たちには、子どもたちが日々遊ぶものは、できるだけ木のおもちゃで、質の良いもの、ままごとの食材は子どもたちのイメージが広がるように具体物ではなく、抽象的なものをおいてほしいと言っているのに、百均で食材そのものまで買ってしまいました。 4月からずっと砂遊びが発展してほしいと思っていたのですが、あまり広がりません。私は小さいとき、ままごとが大好きで、毎日毎日、身近にある草や花を取って、包丁(玩具)で切ったり、並べたり、混ぜたりして遊んでいました。今でも小さい頃のことを思い出すと、ままごとの場面が出てくるほど大好きでした。あの楽しさを子どもたちにも感じてほしいと思っていたのですが、園庭の土の質があまり良くなく、手軽に遊べる草花もありません。見立てたり、作ったりするのが難しいようなので、食べ物の玩具を置いたらどうだろうと試してみました。 夕方、やっぱり人気なのは、ポテトやハンバーグ、ジュースでした。馴染みのものは子ども同士イメージが共有できるからでしょうね。もちろん、これがいいわけではあ
- Mar 27, 2019
育児の大変さはわからない
生後11ヵ月の三つ子の次男を床にたたきつけて死なせたとして、傷害致死の罪に問われた30歳のお母さんに、懲役3年6カ月(求刑懲役6年)の実刑判決が言い渡されたという報道がありました。お母さんは、想像以上に過酷な三つ子の育児でうつ病の状態だったそうです。 一人でも大変、二人はさらに大変、三人の子育てがどんなに大変か想像するに余りあります。一人でも、夜中に何度も起きるので、まとまった睡眠がとれず、頭がぼんやりして、イライラします。眠たくても眠れない日々が続くのはどんなに辛いことでしょう。 このお母さんのことを考えると、どうしようもない気持ちになります。一人で三人の子育て!保育園では乳児3人に対して保育士1人という人員配置になっていますが、保育のプロであっても難しいです。一人がお腹が空いたと泣けば、他の2人も一斉に泣き始めます。保育園はチーム保育なので、誰かがサポートできますが、それでもきつい時があります。 一人で3人の子育てはとても無理です。出産前後に家事や育児のサポートをしてくれる派遣事業などがありますが、それでは足りないのです。一日24時間の中で、