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質の低下

 金曜日のキャリアアップ研修の講師は四年制大学の教授でした。「教員採用試験の倍率は過去最低で、現在受け持っている学生は、一次は全員合格し、二次も8割合格するだろう。卒業したら、すぐに担任を持つことになるが、大丈夫だろうか?と心配な学生もいる」と言われました。


 昔は、小学校の先生になるには競争率が高くて、相当な努力が必要だったと思うのですが、最近は教師になりたい人が減って来たということでしょうね。それだけ小学校の先生は大変な仕事なのだと思います。


 でも、この学生大丈夫?と思う人が担任になったら困るのは子ども達です。特に小学校1年生は、保育園、幼稚園の生活や学びとは違うことがたくさんあるので戸惑うことも多いと思います。一人一人の心に寄り添うことが必要ですが、大丈夫でしょうか?スタートで躓くのはとても可哀そうです。新任の先生が一年生を担任することはあまりないとは思いますが、小学校に送り出す立場としてはとても気になります。


 『幼保小の架け橋プログラム』が制定され、その活用が求められていますが、保幼小の連携は一向に進む気配が見えません。子ども達が小学校に入学して力強くスタートできるように、私達も小学校のことをもっと知らなくてはと思います。


 先日、5歳児の保護者の方から、その子が入学する小学校の1年生が8人で、全校生徒が100人もいないことを聞いてとても驚きました。福岡市でもそんな小学校があるんですね。小学校の実態が全くわかりません。


 子ども達の問題は、大人が引き起こしているのが大半です。教育は、日本の存亡に関わります。教師の質の低下が今後どんな問題を引き起こすのか心配です。保育士も同じですが・・・私も授業をしていて、この人大丈夫?保育士になってもいいの?と思う学生に時々出会います。子ども達は先生を選べません。それぞれの立場で、子ども達のために、日本の将来のために研鑽を積まなくてはと思います。

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