余白
児童発達支援事業所を開所してよかったと思うのは、事業所の先生達と配慮が必要なお子さんをどう理解し、支援すればいいのか、いろいろ話ができることです。 保育園だけでは視野が狭く、定型発達のお子さんと比べてしまいがちです。理学療法士の先生から「余白を作る」大切さを学びました。 特性があるお子さんの中には、気持ちや理解する力の受け皿が小さいお子さんがいます。それだけのことでそんなに怒らなきゃいけない?と思うようなことで、キレたり保育室を飛び出したりします。 もともと受け皿が小さいところに、大人の叱責やまたできなかったという失敗経験が重なってさらに受け皿が小さくなってしまったのかもしれません。 心に余白がないので、些細なことに反応してしまうのでしょう。「余白をつくること」「そのくらいいいや」と思えるようになるには、支援者ができているところに目を向け、小さくてもできたことを認めることが大事なのですね。時間はかかるかもしれませんが、時間をかけて余白を作れるように支援したいと思います。 りんごの花保育園の先生たちは、集団保育の中でも、特性を持っているお
Apr 15
慣れ保育
新入園児の子ども達の保育が始まって10日目。みんな順調に慣れています。子どもはすごいですね。10日前までは全く知らない人だったのに、今では安心して抱っこされて、ごはんを食べさせてもらい、眠ることもできるようになりました。 人間も動物なので、安心できないと眠ったり食事を摂ることはできないので、安心して過ごせるようになったということですね。大好きなおうちの方と離れて泣くのは当然だとわかっているのですが、でも泣き声を聞くのはやっぱり辛いです。保育歴がどんなに長くてもやっぱり辛いです。泣き声が短くなって本当に良かったです。 保育園の「慣れ保育」にはいろいろな意見があります。保護者の方の就労の障壁になると思われる方もいるでしょうし、知らない場所や知らない人に長時間子どもを預けるのはかわいそうと言われることもあります。 保護者の方の就労を支えたいと思いながらも、食べれず、眠れずに泣き続ける子ども達の身体も心配です。「慣れ保育」がない保育園もあると聞いて驚いたことを思い出します。慣れ保育をしなくても大丈夫なお子さんもいるでしょうし、どんなに泣いてもそのう
Apr 14
あっという間
今年度2回目の体育教室でした。りんご組(3・4・5歳児)の子ども達は大張り切り。講師のT先生のユニークな声掛けとオーバーアクションで子どもたちはさらにパワーアップしながら参加していました。特に3歳児にとっては、体育教室ができるのはお兄さん、お姉さんの証なのでハイテンションになるのは当然です。 T先生の声掛けに一斉に走り出していましたが、しっかり耳を傾けていたようで、指示通りの行動ができていました。Yちゃんは「保育園に行きたくない」(月曜日は特にそうですよね)と言っていたそうですが、「体育教室があるよ」と言うと、すぐに気持ちが変わってお母さんに「いってらっしゃい」ができたそうです。 もう一人3歳児のYくんは、先週初めて体育教室に参加してから、毎日「今日は体育教室?」とおうちの人に訊いていたそうです。T先生の体育教室は大人気です。楽しく活動しながら、必要な動きやバランスがいい動き、跳び箱やマット、鉄棒などがだんだんできるようになります。T先生が「今月はゲーム遊びで楽しく体と耳を動かして、体育教室は楽しいという気持ちを持ってもらい、5月からは運動会
Apr 13
対話の工夫
明日は小学1年生の初登校です。卒園児の子ども達はみんなドキドキしているでしょう。先週金曜日、全員集合してくれたのですが、久しぶりに保育園に来てホッとした様子でした。5年間、6年間毎日一緒に過ごしていた友達と会えなくなってしまったので、寂しく感じていたと思います。学童保育では友達ができたり、新しい環境が嬉しかった子もいたようですが、ストレスを感じていた子もいます。 学童保育で少し慣れて、友達もできて、明日からの登校を楽しみにしている子もいると思います。でも、やっぱり大きな場所、知らない場所で気を使い、疲れると思います。その後に学童保育に行けば、さらに疲れて帰ってくるでしょう。「おかえりなさい。」としっかり抱きしめてあげてくださいね。 保護者の方も不安で、つい「学校はどうだった?」「友達はできた?」と聞きたくなると思います。もしかすると心配で「何か嫌なことはなかった?」と訊いてしまうかもしれません。でも、「嫌なことがなかった?」と訊くと、子ども達は一日のうちで嫌なことを思い出さなくてはいけません。思い出した嫌なことは楽しい出来事よりも心に残ってし
Apr 12
児童発達支援事業
児童発達支援事業所を開所して1年半。初めての事業で、わからないことばかりでしたが、経験豊富な先生たちに恵まれて順調に前に進んでいます。 先日、嘱託医をお願いしている院長先生が保育園の健康診断に来てくださったのですが、「りんごの花に通っているお子さんがこの前来られて、『随分落ち着きましたね』」とお母さんに言ったら、 『りんごの花に行っているおかげです』と言われてましたよ」と嬉しいお話をお聞きしました。日々、一人ひとりのお子さんの苦手なことを支援するために、活動内容を考えて工夫してきた結果だと思います。 同じ頃、他の保育園の園長先生から、「どんな療育施設を選んだらいいか迷っているお母さんにアドバイスをしたいのですが、先生はどう思われますか?」と尋ねられたので、「幼児期は苦手なところを克服するトレーニングをするよりも、楽しい遊びの中で苦手なことが『できた』という経験を積み重ねていくことが大事だと思います」とお話しさせていただきました。 1年以上通っているお子さんを見ると、療育の効果や意義を実感します。子ども自身の成長する力と周りにいる大人がその
Apr 11
