お膝に座りたい
今日は2回目の「みーちゃんのおはなしかい」でした。朝から富原先生の美しい声に癒されるのを楽しみにしていました。
一時保育を利用している4歳児の孫娘に、「今日はおはなしかいだよ。」と言うと、「おはなしかいってなに?」と訊かれたので、「絵本を読んでくれたり、お話をしてくれるんだよ。とても楽しいよ。」と話すと、「ふ~ん。おばあちゃま(私のことです)のお膝に座っていい?」と訊かれてびっくりしました。
孫は、母親からきつく私となるべく接触しないように言われていて、しっかりそれを守っていました。それなのに、「私の膝に座りたい。」っていうなんて・・・。4月生まれでわりとしっかりしていると思っていたのですが、それでも大人の膝に座って話を聞きたいという思いがあることに気づかされました。
0・1・2歳児とりんご組(3・4・5歳児)の2グループに分かれてお話会が進みました。手作りの動物がでてきて、優しい声でわらべ歌を聞かせてもらって、心が温かくなりました。
りんご組の順番になった時、5歳児のQくんに何か気に入らないことがあったようで、みんなが集まっているところに入らずに、隣の部屋でわざとのように音を立ててウロウロ歩き回っていました。どうしようかな~?と思っていたら、子ども達が笑ったり、反応する声に引き寄せられたようで、少しずつ近づいてきました。
「Qくん、先生のお膝に座らない?」と訊くと、「うん。」と言って私の膝に座ってくれました。そんなことを言ったら嫌がるんじゃないかと思っていたのですが、とても素直にすんなりと座ってくれて、お話会が終わるまで私の膝に座って静かに話を聞いていました。
どの子も先生(大人)の膝の上に座って話を聞きたいんだな~と思いました。私達は、いつもウロウロしてしまう子や落ち着かない子を膝で抱っこするのですが、どの子もみんな膝に座りたい時があるのだなと思いました。
大きく見えても、生まれてまだ5年か6年未満・・・。まだまだ甘えたい気持ちがいっぱいあるんですね。でも、そんなことを言わずに、ウロウロしてしまう子や落ち着かない子に譲ってあげているんだなと思うと、どの子も愛おしく思います。
先日、りんご3組(5歳児)のVちゃんが、私の膝に座ろうとしたとき、「もう5歳だから自分で座って。」と言ってしまったことを少し後悔しました。お膝に座りたい気持ちを受け止めながら、「一人で座って話を聞けるようになってほしい。」という願いも伝えていきたいと思います。
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