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子どもの主体性を尊重した保育とは

 先日、ブログに書いたのですが、今まで保育園にあまり関心がなかったN先生のご主人が、保育に興味を持ってくださって、『子ども主体の保育』と『保育士主体の保育』がどう違うのかとN先生に尋ねられたそうです。なんだか嬉しいです。


 子どもの主体性を尊重した保育と、保育士主導の保育では、保育の目標も、活動内容も、子どもたちがそこで何を学ぶのかも違い、それが日々の保育に表れます。


 例えば、5月の子どもの日にこいのぼり製作をする時、保育士主導の園では、みんな一斉に同じこいのぼりを作ることが多いと思います。真鯉は、青か黒、緋鯉は赤の色紙が配られ、先生たちの指示のもとに同じ手順で作るのでしょう。結果、みんな同じようなこいのぼりが出来上がります。保育士が決めたものを保育士の指示によって作っていくので、失敗することもあまりないかもしれません。


 子どもの主体性を尊重した園では、子ども達とどんなこいのぼりを作りたいか話し合い、準備をします。保育士が作ったものを見たり、作っている姿を見せていると、作りたい子が集まってきます。友達が作っている姿を見てだんだん他の子もその気になり、準備してある材料を選んで、それぞれのイメージで作っていきます。その気にならなくて作らない子もいるかもしれません。失敗をしてしまうこともあるでしょう。でも、一人一人の子どもが自分で考え、イメージを膨らませ、おもしろい!やりたい!と思って取り組みます。


 子どもは経験や知識が未熟なので、大人が教えなくてはいけないことがたくさんあります。間違ったり、失敗することも多いので、大人が主導したとおりに動いてほしいと思う気持ちもわかります。でも、自分で考えた方が楽しく取り組むことができ、意欲が育つのではないでしょうか。


 子どもの主体性を尊重すると、小さな子どもたちでも、大切にしてもらっている自分への信頼感が育ちます。自分を尊重してもらっている子は、人を尊重するようになります。子どもの意志や思いを受け止めると、時間や手間がかかりますが、だんだん自分で考えて行動できるようになるので、大人の手助けは少なくなり、子どもたちが生き生きと行動するようになります。りんごの花保育園が目指しているのは、そんな子どもの主体性を尊重した保育です。




 






 


  

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