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公募

 児童発達支援事業所の公募を待っていたのですが、やっと先週金曜日福岡市のホームページに掲載されました。はじまる・・・!という感じです。昨日、今日と「児童発達支援ガイドライン」を読みながら、どんな事業所にしたいか考えていました。


 平成24年は約1700か所だったのが、平成29年には4700か所と急増している児童発達支援事業所ですが、その質の担保が課題となっているようです。放課後等デイサービスも同じように施設が増え、水泳やピアノ、学習支援などに特化した事業所もあります。子ども家庭庁としては、習い事と区別をしたいという意図があり、令和6年度からは『5領域』を支援計画に位置づけるよう求めているようです。


 保育所保育指針、幼稚園教育要領では『5領域』は保育計画を立てるときに必ず念頭に置くべきものなので、児童発達支援事業の個別計画で『5領域』を取り入れることにまったく違和感はありません。子どもは遊びや生活を通して様々な力を身につけるのですから。


 保育所保育指針等の『5領域』と児童発達支援事業の『5領域』は共通部分が多く、『児童発達支援ガイドライン』も保育所保育指針と同じようなことが書いてあって、とても馴染みやすいです。保育園で行っていることを、さらに一人一人のお子さんの特性に合わせて支援していくことが求められているのだろうと思います。


 言語聴覚士や作業療法士、理学療法士の方が事業所内にいればお子さんの発達について専門的視野から見立てることができますが、実際に発達を促すのは保育士や児童指導員です。言語聴覚士の方は言葉を引き出すことができると思っていましたが、お子さんと向き合った楽しい遊びから言葉を引き出していくのは保育士や児童指導員ということを学び、とても力が湧いて来ました。


 療育というと、他の子と同じようにできることを目標にしなくてはいけないようなイメージがありますが、そんな苦しい訓練ではなくて、楽しい遊びから持っている力を引き出し、興味があることを見つけてよいところを伸ばしていく視点が大事だと思います。


 りんごの花保育園の保育理念は、「子どもの主体性を尊重して、一人一人の子どもの最善の利益を保障する」ですが、療育でもそれを大事にしていくことができそうです。公募のスケジュールがタイトなので焦りますが、理念や大事にすることを見失わないように準備を進めていきたいと思います。

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