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食育

 新学期を目指して徐々に進級しているのですが、今日から給食まで次のクラスで過ごしています。新しい環境の中で食事をするのは落ち着かないようで、いつも何度もお代わりをするのに、2歳児は誰もお代わりをしなかったそうです。食事・睡眠は安心しないといつも通りにはいかないですね。担任のY先生が「今日はどうしたの?」と声をかけるくらい緊張していたようです。


 りんご組(3・4・5歳児)は、好きな席で好きな友達と、決められた時間内に食べていいことになっているので、「自分で考えて行動する」ことが求められます。3・4・5歳児は、今日は早く食べよう、もっと遊んでから食べようなど、自分で選択しています。日々何気なく行っていることですが、順番やトレーの並べ方、配膳や片付けの方法など、ルールがたくさんあります。2歳児はどう行動すればいいかわからなくて緊張したのでしょう。


 2歳児の保育室では、座っていれば先生たちが配膳してくれますが、以上児クラスになると自分で食事をもらいに行かなくてはいけません。「どのくらいがいい?」と食べる量も訊かれます。これまで自分がどのくらい食べたいか、自分のお腹がどのくらい空いているかあまり意識したことがないかもしれません。自分の身体を意識して食事の量を決めるのは難しいことですね。


 4・5歳児になると、食育の目標に、食事と健康との関係に気づき、バランスよく食べようとするという目標が入って来ます。おいしく食べるだけではなく、好きなものだけを食べればいいのではなく、元気に過ごすためには苦手なものも頑張って食べなくちゃと思えるようになることが求められます。


 2歳児は楽しく食べることが目標ですが、3歳児になったら、食べ物の役割を理解しながら主体的に食べてほしいです。自分にとっての適量を食べられるようになるといいですね。2歳児で身につけた力を基に、苦手なものにも挑戦してくれるといいなと思います。

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