top of page

米作り

 キラキラデー、4回目。キンキラグループは、バケツ稲づくりにチャレンジしました。昨日、担当のY先生がお昼に「買い物に行ってきます。」と言って出掛けたので、何の買い物だろうと思っていたら、自転車でグッデイまで2往復して土を6つ買って来たので、驚きました。いくら若いといっても無理のし過ぎです。


 今日は、Y先生が買って来てくれた3種類の土(黒土・赤玉土・鹿沼土)を混ぜ、水を入れて泥になったところで、バケツに入れました。そして表面を滑らかにして、JAの支店長さんに教えてもらったことを思い出し、第1関節くらいまで指を突っ込んで穴をあけて、発芽した種もみをいれました。


 小さなビニールパックで育てた種もみは、順調に生育し、小さいながら青々とした葉がついていました。種もみ同士がからまるので種を土の穴に入れるのに苦労していましたが、小さな手で一生懸命がんばっていました。


 土をつくるのは一苦労だったようです。「お米を作るのはこんなに大変なんだ。」と、子ども達はしみじみと言っていたそうです。まだまだ始まったばかりのお米作りですが、土をつくるのがこんなに大変なことがわかっただけでも、バケツ稲にチャレンジした意味があります。


 キラキラデーは、各グループ11人の異年齢の子ども集団なので、一人一人の子ども達の発言に耳を傾けることができて、何を感じているのかがわかり、毎回新しい発見があります。年上の子はしっかりと自分の意見を言い、小さい子に優しく教えてくれます。同じ年齢で活動すると、けんかになったり、持っている力が発揮できないこともありますが、トラブルが少なく、活動がスムーズに進んでいます。


 3歳児の子ども達が、お兄ちゃん、お姉ちゃんの姿を一生懸命見ながらがんばっているのが微笑ましいです。バケツ稲では、3歳児のKちゃんが、スモックを泥で真っ黒に汚しながら、最後まで種もみを土に植えていたのが印象的でした。


 暑い中の作業でしたが、種もみを植えるのが終わって、Y先生がほうきで掃きだすと、何人かの子ども達が小さな箒を持って来て片付けまでがんばってくれました。給食の時間になったので、片づけていた子ども達に、「もう大丈夫だよ。あとは私がするから。」と言うと、5歳児のMちゃんが、「園長先生、最後一人でごめんね。」と声を掛けてくれました。その一言にも、心の育ちを感じ、嬉しくなりました。


 お母さん方からも、「子どもがキラキラデーを楽しみにしています。良い取り組みですね。」と言ってもらえて、この言葉も励みになっています。おうちの方が、園の活動に興味を持って下さると、さらに活動が広がり、深まっていきます。先は長いので、楽しみながら、1年間じっくり子ども達の興味に付き合っていきたいと思います。






 

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page