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からかい

 大阪で二人の子どもを育てている娘は、いつも私のブログやインスタを読んで(チェックして)くれるのですが、「最近、暗いよ~!明るい話題にして」と言われます。読んでくれた方が嬉しくなる、子育てが楽しくなるようなことを書きたいと思っているのですが、昨今の保育園の一連の事件が頭から離れません。


 娘に注意されると思いますが、昨日の職員勉強会を通して、保育園の子ども対応について気づいたことがあるので、それについて書きたいと思います。


 今回の虐待事件で、逮捕された保育士たちはまさか逮捕されるなんて思ってもみなかったと思います。最初はふざけてやってしまったのかもしれません。それがだんだんエスカレートしてしまったのでしょうか?誰も止めることができなかったのも今回の問題点です。


 職員勉強会で、ある先生が、「前の園で子どもが紙おむつを自分で頭にかぶっていたら、先生たちが大笑いしていたのに、翌日同じことをしたら怒られてるのを見たことがあって、これってどうなんでしょう?」と話してくれました。同じことをしても笑われたり、叱られたりするとその行為がいいことか悪いことか子どもは大人の顔色を見て判断するしかなくなってしまいますね。


 子どもは小さくて幼いので、かわいい存在ですが、大人のからかいの対象になってしまうこともあるように思います。子どもの反応がおもしろくて、つい・・・ということはないでしょうか?私の母親は、周りの大人が孫たちの反応がおもしろくてからかったりするのを見ると、「子どもをせがわんと!」とよく真剣に怒っていました。せがうというのは、からかうとかおもしろがるという方言だったと思います。母は子育ての専門家ではありませんが、子どものことをよくわかっている人だったんだなと思います。


 子どもは尊重すべき一人の人間なので、からかったり、自分の所有物のように扱うのは不適切な行為です。私には虐待と不適切との境界がよくわかりませんが、子どもが不快に感じているようなら、そんな行為はやめるべきです。

 

 せっかくのお休みの日に暗い話題で申し訳ありません。最近、外部の方にお会いすると、「保育園は大変ですね」と言われます。保育園は大変な場所ではなく、子ども達の笑顔があふれ、泣き声も含めて生き生きとした楽しい場所です。「保育園にお勤めなんて幸せですね」って早く言われるようになりたいです。


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