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命の重さ

 昨日の牧之原市で起こった3歳女児のバス置き去り事件のショックからなかなか立ち直れません。かわいい盛りのお子さんを突然亡くしてしまった保護者や関係者の方の心痛を思うと言葉になりません。一緒に過ごしていた子ども達も、きっと心に深い傷を負ったことでしょう。


 保育の安全研究・教育センターの掛札逸美先生がフェースブックで、バスなどの利用では、「とにかく取り残さないことが一番大事。必ず2人が交代で、『取り残し、なし!』と指さし確認をすることで、今回のような事件は防げる」と書かれていました。


 園バスで取り残すなんてありえない・・・と誰もが思ったかもしれませんが、もう何度も繰り返されています。人はミスを犯します。ミスを起こさないようにと思っていても、犯してしまうのが人間です。だからこそ、ミスを犯したことに気づける対策が必要なのだと思います。


 今回の園では、登降園アプリを使って、子ども達の出欠を把握していたようです。でも、システムは時にマンネリ化し、人間に考える機会を失わせてしまうこともあります。いろいろ考えると本当に難しいです。


 りんごの花保育園では、これまでアプリなどを利用していなかったのですが、国のICT化補助金を利用して、アプリなどのシステムを導入しようと考えていました。その矢先にこんな事件が起きてしまって、迷っています。


 ICT化することで、先生たちの業務負担が軽減されて、子どもたちとゆとりをもって関われるといいなと思っていたのですが、よく考えてICT化を進めていかなくてはいけないですね。命を守るのは、やはり人間です。子ども達の命の重さ、命を守る私たちの責任の重さを改めて噛みしめています。

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