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どの子にも

 先週末、発達検査の一日研修を受講したときに、若い女性の方と一緒に発達検査を体験しました。とても熱心で、現在北九州市の児童発達支援センターで発達支援員として働いているそうです。高校卒業後、通信大学で教職免許を取得し、特別支援教育の資格も取得したそうです。日中は通信大学に通いながら、夜は飲食店でバイトをして学業を続けて来たそうです。


 すばらしい向上心に感動して、いろいろ質問をしてしまいました。働きながら勉強するのはとても大変だったと話されていましたが、まだまだ勉強したいという気持ちに溢れていました。いつでも、どんな状況であっても、意欲があれぱ新しいことにチャレンジできるのですね。昔と違ってネットで簡単に情報を集められるので、その気になればなんだってできそうです。


 現状、放課後等デイサービスはかなり充実していて施設数も多いのですが、幼児が通える施設が少なくて困っている人がたくさんいるという話もされていました。


 保育園にも、療育手帳を持ったお子さんを連れて見学に来られるのですが、園や他の子ども達にとても気を遣われることが気になっています。障がいがあっても、子どもには保育を受ける権利があります。もちろん、事前に見学する権利もあるのに、とても遠慮されているように見えて心が痛みます。


 もしかすると、外出した時に、大きな声を出したり、泣いたり、癇癪を起したりして、周りの人から冷たい目で見られた経験があるからかもしれません。


 日本社会は、まだまだ未熟で、すべての人がすべての子ども達を温かく見守ってくれる環境ではないからでしょうね。どの子も一人の人間として尊重される権利を持っています。偏見や差別をされることなく、どの子も自分らしく成長できるよう、社会が変わらなくてはと思います。

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