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ぴかぴかごはんひょう

 栄養士のK先生が、『ぴかぴかごはんひょう』を作ってくれました。給食のメニュー表に、写真を載せて、子ども達がよく食べたメニューには、★マークをつけています。はな組(1・2歳児)は黄色、りんご組(3・4・5歳児)は赤色の★マークです。


 一時期残食が多くて、一生懸命作っている給食の先生たちは、保育室から帰ってくるお鍋やトレーにたくさん残ったものを見てがっかりしていました。おうちでもそうでしょうが、たくさん食べてほしいと思って作ったものを食べてくれないのは悲しいですね。おうちだったら、子ども達の好きなものばかりを作ってしまうこともできますが、保育園の給食は、栄養摂取量を考えて作られたメニューなので、子ども達が苦手なものも出てきます。


 りんごの花保育園の給食は、『楽しい食事』であることを大切に、子ども達が自分で食べようとする気持ちを育てたいと思っているので、全員に同じ量をついで、完食するまでごちそうさまができません・・・なんてことはありません。


 未満児クラスは、毎日担当の先生と食べるので、一人一人の好みがわかっています。無理なく食べてくれるよう、その子に合わせて量も調節しています。以上児クラスは、子ども達が「たくさん」「少し」「普通(?)」と言う量をついでいます。お代わりする子もたくさんいますが、苦手なものを残す子もいます。それでも、だんだん食べる量が増え、苦手な食材も食べられるようになっていきます。


 K先生は、よく保育室に子ども達の食べている姿を見に行ってくれます。K先生が、「これおいしいよ。」「このお野菜には〇〇の力があるんだよ」と話すと、子ども達が食べようという気持ちになるのはさすがです。福岡市の共通献立は、月に2回同じメニューなので、1回目の残食が多い時は、切り方を変えたり、味付けを変えるなど工夫してくれます。今回の『ぴかぴかごはんひょう』も、子ども達の食べる意欲を高めたいという気持ちで考えてくれたものです。


 私も毎日おいしく給食をいただいているのですが、『ぴかぴかごはんひょう』を見ると、子ども達の嗜好と違うことに気づかされます。大人が好きなものと子どもが好きなものは違って当たり前ですが、食べないんじゃないかと思っていたものをよく食べていることもあります。子ども達の嗜好も変わっていくので、保護者の方にも見てもらって、おうちの食卓にも出してくれるといいなと思います。K先生は、もう少し余裕ができたら、人気メニューのレシピを自由に取ってもらえるように準備したいと思ってくれているようです。お楽しみに。


 

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