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受け継がれるもの

進級2日目。りんご組(3・4・5歳児)保育室を覗くと、2歳児が新しい玩具に目を輝かせて一生懸命遊んでいました。一番人気は、ままごとコーナーの電子レンジです。順番に並んで、それぞれ食べ物に見立てたものを温めていました。


次に人気なのは粘土遊びで、年中組、年少組に混じって、こねたり丸めたり、こちらも一生懸命です。それから、絵本コーナーにパズルコーナーと、それぞれに分かれて真剣な顔で遊んでいました。お兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒で楽しくもあり、緊張感もありというところでしょうか。


 卒園児ときょうだいの子は、1か月だけ同じ保育室で過ごすことができます。短い間ですが、優しくお手伝いをしてもらって嬉しそうです。2歳児のMちゃんが玄関で靴を履こうとしていると、お兄ちゃんのMくんがじっと待っていました。やっと靴を履き終わった時、「自分で全部できたね。」と声を掛けてくれた言葉を聞いて、二人の成長がとても嬉しかったです。


 午前中、先生たちがおひなさま7段飾りを出してくれました。開園の年に寄付して頂いた立派なおひなさまです。それを見た子ども達は、早速おひなさまごっこを始めました。年長組の女の子3人が中心になって、昨年のひなまつりで年長組が踊っていた踊りを歌いながら披露していました。1年前のことなのによく覚えています。


 年少の2人の女の子は、正座して年長組の踊りを見ていたのですが、踊りが終わると思わず拍手をしていました。こうして、ひなまつりは次の子ども達に受け継がれていくのですね。先生たちが一人もいない中で始まったひなまつりの会は1時間くらい続きました。


 3月3日に全園児でひなまつりの会をします。年長組の子ども達は練習や打ち合わせがなくても、昨年のことを思い出して、ひなまつりの会をリードしてくれることでしょう。

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