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小学校へのハードル

 夕方、卒園児のAくんが来てくれ、1月末に小学校でララポートにある『キッザニア』に行くと教えてくれました。Aくんは特別支援学級に在籍しているのですが、1年生から6年生の12人で地下鉄に乗っていくそうです。


 キッザニアはリアルな職業体験ができるので、子どもたちにとってはとてもいい経験になると思います。Aくんも消防士や交番で働く体験を楽しみにしているようです。「大きくなったら〇〇になりたい」と思えるようになってほしいですね。そのためにどんな勉強をすればいいとか、どんな学校に入る必要があるとかは後で考えればいいので、今は憧れの気持ちで心をいっぱいにしてほしいと思います。


 Aくんのお母さんに、「特別支援学級に入って、変わったことはありますか?」とお聞きすると、「全然変わりました。落ち着いたし、九九も覚え、字も丁寧に書くようになりました。」と教えてくださいました。その言葉を聞いてホッとして、胸のつかえが下りたような気がしました。


 国語・算数は特別支援学級で手厚く学び、その他の教科は通常の学級で学んでいるので大きく伸びたのだと思います。一人一人のニーズに合わせた特別支援教育を利用すると、安心して学校に通え、わからないことはわからないと言えて、取り残されることなく学べるのがいいですね。


 特別支援学級や通級を利用するお子さんは年々増えています。35人学級の1人として学ぶのはちょっときついかも?と思われたら、別の選択肢があるので、考えてみてもいいのではないでしょうか?子ども達が学校に行くのが辛いとかいやだと思わずに通えるのが何より大事だと思います。


 2月18日(土)に、15年間小学校の先生として勤め、現在は私塾を開設されているK先生に、『小学校ってどんなところ?(仮題)』というテーマで講演をしていただく予定です。地域社会のつながりが薄れ、周りに知り合いがいない中で小学校入学が不安なのは子どもだけではありません。


 初めて小学校に入学するお子さんの保護者の方はどんな準備をすればいいのか、小学校に行ったらどんな生活が待っているのか、とても不安に感じてあるようです。おうちの方が不安になると、子どもたちはさらに不安になってしまいますね。先の見通しが持てるように、子どもたちにプレッシャーをかけなくていいように、リアルな小学校の話をききたいと思っています。興味がある方は、りんごの花保育園にお問い合わせください。どなたでも大歓迎です。




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