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怒りの仕組み

 子どもは可愛いですが、未熟なので不注意なことをします。ごはんを食べている時も、手前にあるものに注意が向かず、奥にあるお皿を取ったりするので、こぼしてしまうことも屡々です。同じことで何度も失敗するので、忙しい時は、つい大きな声で叱ってしまうこともありますね。私もそうでした。

 「何度言ったらわかるの?」「また同じことをして!」とつい大きな声で叱ってしまうこともありますが、大抵逆効果です。

 子どもを叱る時、深呼吸をする、3秒数えて声をかけると、思った以上に良いことがあります。子どもにとっては、自分で考える時間ができる、振り返ることができること。「しまった!」と思うだけでなく、考える時間ができます。大事ですね。

 大人にとっては、怒りが少し和らぎ、子どもにわかりやすいように伝えることができます。アンガーマネジメントでも言われましたが、人間の瞬間的な激しい怒りはそう長く続かないそうです。怒りに任せてしまうと、どんどん感情が昂り、抑えきれなくなって、言わなくてもいいことまで言ってしまい、後悔することはよくありますよね。  子どもはわざと失敗するわけではなく、もちろん叱られたいと思っているはずもありません。叱る時は感情のままではなく、子どもに考える時間をあげてほしいのです。どの子もおうちの人に認めてもらいたい、褒めてもらいたいと思っているのですから。


 大人は誰しもかつては子どもでした。子ども時代のことは忘れてしまったかもしれませんが、未熟な状態から失敗を繰り返して、今に至っていることを思い出してほしいのです。

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