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疲れたら休もう

 昨日、一昨日と、卒園児が遊びに来たり、きょうだいを迎えに来たりして、元気な姿を見せてくれました。でも、少し疲れているようでした。


 入学して1週間、新しいことの連続で緊張が続いているのですから無理もありません。昨日は5時間授業だったという小学校もありました。以前はゴールデンウイークまで午前中授業で家庭訪問があって、また午前中授業が続くみたいなゆっくりとしたスケジュールだったと思うのですが・・・。ゆとり教育はどこに行ったのでしょうね?


 家庭訪問も、家の場所を確認するだけで、家の中に入ったり、先生とおうちの方がお話しするわけではないと聞いて驚きました。いろいろ学校も変わっているのですね。先生たちの働き方改革もしなくてはいけないし、様々なニーズを天秤にかけながら、少しずつ学校も変わっていってるのでしょうね。


 小学校でがんばっている子ども達の姿を想像すると、もっと一人一人の子ども達の心に寄り添ってほしいなと思いますが、保育園のようにはいかないですね。


 昨年卒園したAくんのお母さんが「小学校の先生も保育園の先生たちを見習ってほしい」と言われていましたが、窮屈な学校制度の中では難しいことも多々あるのでしょう。それでも、あんまり子ども達を頑張らせないでほしいと思います。心が折れてしまわないように、ゆっくりでいいこともあるはずです。


 インクルーシブ教育・インクルージョン研究者の野口晃菜さんが「公立小学校でも、宿題をなくした学校とか通知表をやめた学校もあって、それは校長先生の裁量でできること」と言われていました。これまでの日本は詰め込み教育で経済を発展させてきました。でも、全員がトップを目指さなくてもいいし、みんなが同じことをできなくてもいいのではないでしょうか?一人一人がそれぞれの幸せを実現できる教育の在り方を考える時期に来ているように思います。


 小学校でがんばっているみんな、疲れたら休めばいいし、「疲れた、少し休ませて」と言ってもいいんだよ。みんなと同じペースでみんなと同じようにできなくても大丈夫。まずは、みんなの心が元気であることが一番大事だし、そうあるよう祈っています。

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