- Jul 31, 2019
音環境
プール遊びと同時に、4、5歳児のお昼寝が始まりました。朝早く登園する子はすぐに眠り、遅めに登園する子、体力がある子は、ゴロゴロしながら身体を休めています。眠れなくても、小さな声でおしゃべりしたり、クスクス笑ったり和やかな時間が流れています。
「1日の中でこんな静かな時間があってもいいですね。」とりんご組(3、4、5歳児)の先生達は話したそうです。
昔は、1クラスの子どもの人数が多くて、迎えに来られる保護者の方が、「先生、よくこんなうるさい中にいられますね」と言われました。「慣れてますから」いつもそう答えていましたが、慣れは怖いです。
みんなが大きな音に慣れていると、自分の声が聞こえるように、さらに声が大きくなるので、全体のボリュームが上がります。うるさくて当然です。その頃は子どもがたくさんいるから仕方ないと思っていました。
7月の職員勉強会で、子どもへの声かけが多すぎないかということを話し合いました。それぞれの先生の声かけが多いと、全体のボリュームが上がります。 トイレに誘ったり、片づけるように言ったり、高いところに上がっ
- Jul 30, 2019
安心感
長い間保育現場にいると、自分のしている行為を振り返ることもなく、子どもがどう感じているのか考えることさえ忘れていることがあると昨日のブログに書きました。一つ一つの行為にもっと責任を持たなくてはと思います。 先日、男子学生が自主実習に来た時に、主任のA先生が実習してどう感じたかを聞いたそうです。すると、男子学生が、「1歳児の子どもたちが、ご飯を食べたら、自分でコット(お昼寝用ベッド)に歩いて行って自分で眠るのを見てびっくりしました。」と答えたそうです。 0歳児も1歳児も、もちろん2歳児も、担当の保育士と一緒にゆったりと食事を食べたら、自分で歩いて、コットに行き、横になります。いつも同じ場所にコットを置いているので、迷うことなく歩いていきます。午前中たくさん遊んで、ごはんをいっぱい食べると、自然に眠くなります。それがいつもの姿なので、学生がその姿を見て驚いたという話を聞いて、すごいことだと気づきました。 この姿をビデオに撮って授業で学生に見せようと、先週金曜日、給食を食べ終わる頃を見計らって、はな組(1・2歳児)のお部屋に行きました。みんなごはんを食
- Jul 29, 2019
気づき
今日は前期最後の授業でした。今は休講にすると、必ず補講をしなくてはいけないので、4ヶ月で15回の授業を入れるのは大変です。
先生達にも迷惑をかけてしまいますが、保育の見直しをする機会となり、私自身の勉強になっているのはありがたいことです。
学生から、「実習に行った時、保育園の先生が、お昼寝でトントンしてたけど、なんであんなに強くするんですか?あれ、子どもは痛いと思う。」と言われてハッとしたこともありました。
私も以前、孫を寝かしつけている時に、娘に、「そんなに強くトントンしないで」と言われたことがあります。
眠りに入るのには個人差があるのですが、一斉に寝かせようとすると、早く眠ってほしいと思う気持ちから、つい力が入ってしまうのでしょう。自分では全く気づかなかったのですが、長い保育士経験で、すっかり身についてしまっていました。 心地良く眠りに誘うには、優しく手を握るだけでも、そっと子どもの胸に手を当てるだけでもいいのに・・・現場で無意識にしていると、気づかないこともたくさんあります。
後期の授業まで、2ヶ月。リフレッシ
- Jul 28, 2019
差別
10年ほど前、ある研修会で、10年後在日外国人が増えて、通りを歩いていると、向こうから来る10人に6人が外国人になる時代が来ると話された先生がいらっしゃいました。その頃は、外国人の方が歩いていると、ついそちらを見てしまうほど、滅多に外国人の方を見かけることはありませんでした。
日本人より外国人の方が多い・・・流石にそこまではないですが、通りを歩いていたり、自転車に乗っている外国人の方を見るのが日常茶飯事になり、あまり気に留めないようになりました。
アジア系、ヨーロッパ系、様々な国の人達とすれ違うことも自然になり、今後ますます国際化が進んでいくのでしょう。急激な国際化に教育が追いついていないのでしょうか、外国人労働者の人達に対する差別の問題が報道されているのをよく見かけます。
低賃金、長時間労働、劣悪な労働環境、暴言、暴力、「日本人は怖い」「日本に来るんじゃなかった」「国に帰りたい」こんな言葉を口にする外国人労働者の方の話を聞くたびに、日本の道徳教育は機能していないと感じます。
ストレスのはけ口は、立場の弱い人に向かいます
- Jul 27, 2019
お母さんみたい
最近、こんばんは保育(18時以降の延長保育)を利用する子ども達が増えて来て賑やかになりました。2、3人だとなんだかつまらなそうに見えるのですが、5、6人いると、とっても楽しそうに見えるのは不思議です。
こんばんは保育では、毎日おにぎりが出ます。毎日おにぎりだと飽きそうな気がしますが、給食の先生が具を工夫してくれるので、小さなおにぎりを「一つがいい」「2つちょうだい」「おかわりください」と言いながら、机を囲んでみんなで食べているのが家族みたいでいいです。
そんなこんばんは保育の昨日の出来事です。こんばんは保育は、月極めで利用する子ども達が多いので、仲が良いだけでなく、きょうだいのような関係になってきます。
3歳児のHちゃんが、お部屋の中を走り回ってるのを見て、他の子ども達が「お部屋は走ったらダメ!」と、注意しました。みんなから言われたHちゃんは、隅の方で泣き始めました。
「お部屋の中は、走ったらダメだよね。みんな危ないから教えてくれてるんだよ」と言って、膝の上に抱っこして、「よし、よし」と頭を撫でていると、3歳児のEくんが