視力低下
「保育園を考える親の会」顧問の普光院亜希さんの保育園選びについてのコラムを目にしました。 幼児期の視力低下が問題になっていて、近視は6 歳をすぎた年長児で急増しているという調査結果が出たそうです。 保育園の年長児253 名を対象とした検査では、近視の頻度(検出率)が年度の初めから年度の終わりにかけて、2.4%から10.7%に急増していて、園庭がある保育園より、園庭がない保育園の方が2.0倍多かったそうです。 園庭がないと、室内で遊ぶ時間が長く、目を使う遊びが中心になり、視力に影響があるのかもしれません。園庭がなくても、頻繁に散歩に出かけるなど、工夫次第でカバーできるでしょうし、園庭があっても活用しなければ意味がありません。 この調査研究では、近視は発症年齢が低いほど強度近視となるおそれがあり、強度近視の6%は失明に至るというデータを紹介し、これらの調査結果から将来的な視力障害の増加に警鐘を鳴らしています。視力低下を防ぐ最も実施しやすい対策として、保育園等での屋外活動を毎日2時間確保することが挙げられています。 未成熟な年齢で、スマートフォ
Nov 10
保育理念
りんごの花保育園を開園して8年目。あっという間の8年間でした。私が保育園に勤めて39年になります。この間、女性の社会進出が進み、保育園の存在価値は大きく変わりました。保育園がなければ社会は成り立たないでしょう。 家庭と保育園で育つ子ども達の心身の成長にはどんな違いがあるのでしょうか?それぞれの良さがあり、違いはあっても、保育園で育つ子ども達の成長に影を落とすものであってはならないと思っています。 以前勤めていた法人の保育園で主任保育士になった25年ほど前、保育に悩み、全国保育士会が主催する主任保育士専門講座を受講しました。3泊4日の研修を受け、大学教授の指導の下、1年間保育について学び、修了論文を書きました。 ブログに書いたこともありますが、その時のテーマは、「乳幼児期に育てたい力」で、様々な文献を読み、私が辿り着いた結論は、「自己肯定感を育てること」でした。現在、「自己肯定感」という言葉はよく聞きますが、当時はあまり耳にすることはありませんでした。 あれから20年以上経ちますが、「乳幼児期に育てるべき力は自己肯定感である」という思いは変
Nov 9
食欲の秋
食欲の秋ですね。子ども達が頼もしく食べている姿を見ると、パワーをもらいます。りんごの花保育園では、福岡市の共通献立で給食を作っているので、栄養価が考えられた美味しい給食を毎日食べることができます。 特に魚料理が美味しいです。マヨネーズ焼きやゴマ焼き、煮付け、パン粉焼きなど、家庭では多分なかなか出ないメニューもあります。子ども達もよく食べてくれます。美味しいものはわかるんですね。 未満児クラスでは、和食が人気です。何度もお代わりをして、競争するかのように食べているのを見ると、友達と一緒に食べる意味を感じます。 令和の米騒動で、昨年からずっとお米の調達に苦労しました。それまで納入してくれていた業者さんから、もう納入できないと言われ、お米を探し回る日々が続きました。 先月、法人の監事の方が農家さんを紹介してくれたので、今月から新米を納入してもらえるようになりました。こだわりのお米で、とても美味しいです。 児童発達支援事業所の子ども達がごはんをおかわりして食べているのを見て、やっぱり美味しいものはわかるんだなと思いました。お米が高いならパンでも
Nov 8
楽しみ!キラキラデー
毎週金曜日はキラキラデー。異年齢グループで、テーマに沿って、年間を通して子ども達と話し合いながら活動をする日です。ご家庭の事情でお休みしなくてはいけなかったQちゃんは、「キラキラデーだから、絶対にお休みしたくない!」と言って登園してきました。子ども達にとってキラキラデーが楽しい日になっているのはとても嬉しいことです。 今日も保育室を3つに仕切り、各グループから歓声や賑やかな会話が聞こえて来ました。遊びグループは、万華鏡づくり。作りながら何度も万華鏡を覗き込んで、そのたびに隣の友達に自分の万華鏡を見せていました。 実験グループは、3ヶ月近くかけてできた砂糖の結晶を観察しました。4歳児のHくんの「今度は塩を調べてみたい」という意見から、H塩(Hくんがおうちから持ってきた塩)・アジシオ・海水塩、グラニュー糖を観察し、匂いを嗅いだり、味見をしていました。微妙な塩分の違いがわかったようですが、やっぱり最後はグルニュー糖がいいという意見に落ち着いたようです。 音をテーマにしているキラキラグループは、ピタゴラスイッチを作りました。みんなで力を合わせて作っ
Nov 7
牛乳飲めますか?
今週初めの給食会議で、全クラスの子ども達の食欲がすごい!という報告がありました。残食もほとんどなく、なんでもよく食べるようになり、それを聞いて、頑張って毎日給食を作ってくれているM先生も嬉しそうでした。私も先日チャンポンを作った時に、残食がなくて嬉しかったので、その気持ちはよくわかります。 ただ、牛乳を飲む子が少ないのが悩みの種です。りんご組(3・4・5歳児)は、3分の1くらいの子しか牛乳を飲まないそうです。一口だけでも・・・と大人は思いますが、その一口にどれだけの意味があるのかわかりません。一口飲んでおいしく感じて飲む量が増えればいいのですが、がんばって飲んだ牛乳をおいしいとはあまり感じてくれないようです。 私は牛乳が大好きなので、毎日の試食の牛乳も喜んで飲んでいます。でも、牛乳が嫌いだったら、試食はしないと思います。牛乳の好き嫌いははっきりしていて、飲む子はごくごく飲み、苦手な子は匂いを嗅いだだけでイヤそうな顔をします。 監査でも牛乳の消費量が少ないことを指摘されるので、ぜひ飲んでほしいです。牛乳にはタンパク質、脂質、炭水化物、ミネラル
Nov 6
