主体性を尊重した保育
コロナ禍で、2回目の職員勉強会を行いました。今日の主題も、前回に引き続き、『子どもの主体性を尊重する』を切り口に話し合いを進めました。
子どもの主体性を尊重するということは、子どものあるがままを受け入れるという面と、大人の願いを伝えるという2つの面があると思います。
子どものやりたいことを尊重しながらも、〇〇のように(ができるように)なってほしいという大人の願いを伝えることで、子どもの主体性が育っていくのではないでしょうか。
日頃の先生達の子どもへの関わり方、保育活動の展開の仕方を見ていると、子ども達の興味、関心を大切にしながらも、行動や活動が広がるような援助や環境を準備したり、子ども達が周りに目を向けるように関わっています。
一人一人の子どもが主体であるように、周りにいる子ども達も主体であり、私達保育者も主体です。それぞれが自分の思い通りにしたいと思いながらも、周りの人との関係の中で、自分のやりたいことを取捨選択したり、他の人の主体性を活かすためにどうすればいいか、考え、悩み、自分の気持ちや行動を調整しています。
主体として育てる(育つ)ことは、本当に難しいですが、それぞれが自分らしく、自分に自信を持って、日々生き生きと過ごすために、一人一人の主体性を尊重することが大切だと改めて思いました。
来月の職員勉強会では、主体性を尊重した保育活動を行うために、どんな環境を準備し、その中で子ども達が何を学んだかを伝え合いたいと思っています。難しいことはありません。いつも行っている楽しい活動の中での生き生きとした子ども達の姿を伝えてほしいと思っています。