挑戦
- 智子 大瀧
- 3 days ago
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昨日は特別園長研究委員会で、福岡女子商業高等学校校長の柴山翔太氏の講演を聞くことができました。柴山先生は、30歳最年少で高校の校長になって、定員割れをしていた入学者数を3年で3倍にした方です。各種メディアに取り上げられ、柴山先生の話を聞きたいと引っ張りだこだそうです。
冒頭、わかりやすいイラストを見せてもらいました。机に座った人間の試験官が、鳥・サル・ペンギン・ゾウ・アシカ・魚・犬を前に「フェアな選抜のためにみんな同一のテストを受けてもらう。試験は『木に登ってください』」と言います。魚が木に登る能力だけで評価されるなら、魚は残りの人生すべてを自分はバカだと思いながら過ごすことになる・・・今の教育システムを表しています。
今の教育システムは、人それぞれ違う力があるのに、同一のテストを受けさせ、評価しているようなものと言われました。これまでは同じ目標を目指して一斉に努力させ、評価し、それが日本経済を発展させてきたが、誰も経験したことがない人口減少社会を生き抜かなければならない子ども達に必要な力を育てることが教育の役割だとおっしゃっていました。
何が必要な力であるか、まだまだ議論が必要だと思いますが、これまでの教育システムやプログラムでは国際社会で生き抜くことができないのは明らかです。30歳の校長は、『挑戦』をスローガンにし、学生も教員も自分で考えて発言し、行動して、制服を変えたり、様々なプロジェクトを運営しているそうです。
失敗を恐れない、やってみなきゃわからない!・・・柴山先生の言葉は熱い思いに溢れていて、若さがなせる業なのかと思いましたが、年齢は関係ありません。お話を聞いて心が熱くなりました。
人材育成・組織改革は園長の大きな役割です。保育園の園長はなんのために人材育成や組織改革をするのか?それはもちろん、子ども達や保護者の方がこの保育園にいたら幸せだと思えるようにです。また勇気が湧いてきました。
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