避難訓練
- 智子 大瀧
- 2 days ago
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今年度2回目の避難訓練を行いました。本日のねらいは「ベルが鳴ったら遊ぶのを止めよう」でした。避難ベルが鳴ったら、すぐに先生の指示を聞いて動くことができることが具体的な目標です。登園後一番楽しく遊んでいる時間に避難ベルが鳴ったのですが、あっという間に先生の側に集まり、ハンカチを持っている子はしっかり口を押えていました。
ハンカチを持っていなかった4歳児のMくんが「先生、ハンカチがない時はこうするんだよね」と袖口で口を押えて見せてくれました。誰も泣くこともなく、おしゃべりをすることもなく、サッと集まり、人数確認をして前にある駐車場に避難しました。
こんな非常事態で行動のカギを握るのはやっぱり5歳児です。ベルが鳴った途端に状況がわかりすぐに先生の所に集まります。5歳児の行動を見て4歳児は「あ、そうだった」と一瞬遅れて行動します。状況がわからなくても、とにかく4・5歳児の真似をしなくてはと動くのが3歳児です。5歳児が適切な行動をしてくれれば大抵のことはうまくいくのが異年齢児保育のいいところだと思います。
道路を渡る時もスムーズで、話が聞けるのは大事なことだと改めて思いました。しっかり話を聞くことができると、活動がスムーズに進み、無駄な(もったいない)時間がないのは子どもたちにとってもいいことです。話が聞けないと、「〇〇くん、こっち向いて」「〇〇ちゃん、話を聞いてる?」と注意をしたり、同じ話を繰り返さなくてはいけないので、時間がかかり、集中力が途切れ、また話をしなくてはいけないという悪循環に陥ってしまいます。
避難訓練が終わった後、横断歩道も上手に渡り、園に戻りました。0歳児で入園した子は、60回近くも避難訓練を経験します。前回も書きましたが、ベルが鳴ったら、反射的に先生の側に集まって話を聞く態勢を作れることが重要です。何度も同じ訓練をするのは大変ですが、災害はいつ訪れるかわかりません。私たちが真剣に避難訓練に取り組んでいる姿勢を見せ、子どもたちが慌てずに行動できるように練習を重ねていきたいと思います。
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