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給食

 昨日の全国ニュースで、福岡市の学校給食が取り上げられていました。写真つきの報道で、6月のある日の給食のメニューがごはん、味噌汁に唐揚げが1個だけ・・・。唐揚げも小さくて、かわいそうな気がしました。


 身体が大きい子も、小さい子もみんな唐揚げが1個だなんて、とても不消化だったでしょう。子ども達は唐揚げが大好きですからね。栄養価では問題ないと言われても、お腹も心も満たされなかったのではないでしょうか?


 小学校の給食時間は遅いので、お腹を空かせた子どもたちが唐揚げ1個の給食を見てため息をついた姿が目に浮かびます。今年度から福岡市は給食の無償化が始まったので、この状況も仕方ないのでしょうか?家庭でしっかりご飯が食べられない子が、給食で栄養を保っているという話を聞いたこともあります。学校給食には大きな役割があると思うのですが・・・。


 保育園では、毎月1回給食会議を行なっています。会議の場では、「ごはんが足りなかった。」「お汁のおかわりがもっとほしい」と各クラスから要望が上がります。その要望を聞きつつも、残食が多い時の対応も考えています。食欲は個人差やその日の子ども達の体調にも大きく左右されるので、マニュアル通りにはいかないのが悩ましいです。


 お米の高騰、食材費の高騰・・・おいしくて質がいい給食を食べさせてあげたいと思っても、全てを叶えられるわけではありません。給食献立を考えている栄養士の方のご苦労もわかります。社会全体のバランスが崩れて、弱いところにしわ寄せがきているように思います。二極化が進んでいるのでしょうね。給食が子ども達の心と体の成長を支える最後の砦になるよう願います。

 
 
 

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