不登校
- 智子 大瀧

- Sep 20
- 2 min read
私が尊敬する信州大学医学部附属病院子どものこころ診療所部長の本田秀夫先生は、子どもが学校に行きたくないと言うのは最後の声だと言われます。
親は子どもが学校に行きたくないと聞くと不登校の始まりのように思いますが、子どもにとってはずっと頑張って来て、これ以上はもう無理という最後の言葉だそうです。
学校に行くのは当たり前と思っている親世代には、学校に行かない選択は受け入れがたいですね。他の子は行ってるのになぜ?嫌なことがあったら言ってくれればいいのにと思いますが、子ども自身にもはっきりした理由を言えないことも多いそうです。
小中学校の不登校は、34万人を超え、特別なことではなくなりました。子どもが不登校になると、家庭の在り方そのものに大きな影響を与えます。どうにかして学校に行かせたい親となぜだかわからないけど学校に行かない(行けない)子ども・・・出口が見えないトンネルの中にいるような状況でしょう。私も不登校のお子さんがいる人の話を聞いても、何も解決策が出て来ません。私が考えられる程度のことは、もうすでに保護者の方は実行されています。
これだけ不登校が増えても、国も地方公共団体も、学校も打つ手がないのが本音ではないでしょうか?こうすれば学校に行けるようになるというようなノウハウを誰も持ち合わせていないのかもしれません。それだけ心の問題は大きいことを痛感します。
それでも、一人で、家庭で抱え込まず、周りにいる人や社会資源を頼ってください。お子さんと保護者の方の心を立て直す力になるかもしれません。私自身も本当に無力ですが、力になりたいと思っています。同じように思っている人が必ず近くにいます。声を上げてください。






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