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支え合う

 一昨日、Y先生からラインで新聞記事が送られて来ました。いつも保育に関する情報を教えてくれるので、とても有り難いです。


 それによると、人工呼吸器などを日常的に使用する『医療的ケア児』とその家族を支援する法律が18日に施行され、親の付き添いがなくても、子どもが適切な教育を受けられるよう、保育所や学校の体制を整備することが柱となっているそうです。


 今後、全国に約2万人いると推計される『医療的ケア児』を受け入れるための具体的な施策が推進されることでしょう。昨年、りんごの花保育園に巡回訪問で来られた福岡市の特別保育事業の担当者の方に、「『医療的ケア児』の受け入れは可能ですか?」と尋ねられ、できるだけ受け入れていきたいとお話しました。


 何日か前、医療的ケア児を受け入れている大阪の小学校の校長先生が、「完璧に受け入れる体制を整えてから受け入れると言っていてはいつまでたっても受け入れられない。問題があったらその都度考えて、改善していくしかない。」と話されていた報道番組を見ました。


 〇〇になったらどうしよう?問題が起きたら誰が責任を取るの?などと言っていては、いつまでたっても前に進むことはできません。目の前に困っているお子さんとご家族がいれば、自分達でできることを考えなくてはと思います。


 健常児のお子さんが、障がいのあるお子さんを支えるだけではなく、関わり合うことで、どちらも学び合い、心が豊かに育っていきます。パラリンピックでの選手の方達の姿が大きな感動を呼び、社会全体で、誰もがよりよく生きられるよう支え合っていこうという機運も高まっています。


 子ども達が小さい頃から偏見も差別もない中で育っていけば、将来の社会はきっと変わるはずです。日本の社会は良い方向に変わっている・・・そんな希望を感じました。


 

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