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インクルーシブ教育

 発達障がいの中には、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、限局性学習症、知的発達症、協調性運動症などがあります。この表記でわかりますが、もう世界的に障がいとは言わなくなっているのに、いつまで日本社会は障がいという言葉を使い続けるのでしょう?・・・と思っているのですが、使わなくてはいけないことが頻繁にあって苦しいです。


 障がいではなく、社会の多数派とは違う個性や特性を持った人と捉えると、誰もがもっと生きやすくなると思います。障がいという言葉を使われるたびに、傷つく人がたくさんいることにもっと目を向けなくてはいけないのではないでしょうか?


 インクルーシブ教育を目指すと言いながら、現在も分離教育が推し進められています。児童発達支援事業所も同じで、障がいが重たい子ども達は療育センターに行くよう勧められます。児童発達支援事業所では受け入れるだけの設備や人がいないのはわかっていますが、ベルトコンベアに載せられるように、当事者の意思が尊重されることなく、将来の道が決まっていくのはどうなのでしょう?


 障がいがあってもなくても、必要な環境(人・もの)があれば、一緒に学ぶことができるのではないでしょうか?効率を求め、多数派を尊重した結果が今の学校制度だと思います。みんなと同じ小学校に行けない子ども達がたくさんいます。それはその子ども達のせいではなく、学校の在り方の問題です。これからの社会を支えていく子ども達が、どんな不利な条件があっても、楽しく一緒に学べる学校を作ってほしいと心から願います。

 
 
 

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