インクルーシブ教育・・・は遠い
- 智子 大瀧

- Aug 26
- 2 min read
先日、看護大学の学生さんが児童発達支援事業所に実習に来ていたのですが、とても熱心で、たくさん質問をされました。他の子ども達と変わらないように見えるお子さんが、時々起こす行動や発言に驚くことが多々あったことやその対応の仕方についての質問でした。事業所の先生たちが、子ども達の気持ちを切り替えるために掛けてけていた言葉にとても感心したそうです。自分も病院に勤めた時に、そんな言葉を掛けられるかと考えながら実習をしていたと話してくれました。
一人の学生さんは、お兄さんに障がいがあって、いじめられたり、交流学級で疎外感を感じていたことなどを話してくれました。インクルーシブ教育を謳っていても、日本の教育はまだまだ分離されています。その中で、差別をしない、多様性を尊重する気持ちを育てるのはを難しいと思います。
通常の学級、通級、特別支援学級、特別支援学校・・・だんだんその壁が高くなるように思えます。みんなが同じ場所で学ぶことは難しいのでしょうか?特別支援学校の生徒が年に何回か地域の学級に行って交流しても、お客さん扱いをされて、本当の意味での交流をするのは難しいのではないでしょうか?
人はそれぞれ違うのに、社会が決めた一定の枠組みで子どもを分離するのはどうなのでしょう?誰のための分離なのか、これからインクルーシブ教育を本当に進められるのか、現状を見ているとぜんぜんわからなくなります。
今後少子化が進んだら、もっと環境が整えられ、誰の人権も阻害されることのないインクルーシブ教育が実現することを願います。






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