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子どもは必ず成長する

 今日は児童発達支援事業所で一日子どもたちの支援をしました。利用される10名のお子さんの中には、通所するようになって1年近い子もいるので、ずいぶん落ち着いて、できることが増えています。小さいころに支援を受けるのはとても大事だということを改めて感じます。


 来週なつまつり(ごっこ)をするので、先週、今週と折り紙でピザや焼きそば、クレープなどを作っています。机に座ってする製作もスムーズで、次に何があるかわかると力を発揮することができます。先日ブログに書いたように、「子どもにわかる保育」をすることが大切な意味がよくわかります。何が起こるのか、何をすればいいのかわからないことが子どもを不安にさせませす。いつもの場所でいつもの先生と安心して取り組める環境づくりがとても大事です。


 課題は、「般化」です。いつもの場所、いつもの人、いつもの時間であればできることを、違う環境でもできるようになると、社会参加がしやすくなります。事業所の決められた場所やルールの中で動けても、他の環境ではできない・・・というのでは不自由です。それが難しくて事業所に通っているお子さんたちなので、落ち着いたから大丈夫ではなく、次のステップを目指して支援をしたいと思います。


 久しぶりに給食を食べたMくんが、これまで全く食べてくれなかったスープを2回もおかわりして食べてくれました。にんじん・コーン・じゃがいも・玉ねぎが入った豆乳スープです。初めは小さなにんじんも嫌がり、「パン、おかわり」とMくん。「にんじん1個食べてからね」と言うと「いや!」


 どうしようかな~?と思いながら、「わかった、パンおかわり持って来るね」とMくんが大好きな食パンのおかわりを持ってきたのですが、あっという間に食べて、「パン、おかわり!」とMくん。「この小さいにんじんを1個食べてからね」と言うと、警戒しながら渋々食べてくれました。「すごい!にんじん食べれたね」と言うとニコニコ笑顔に。次にスプーンでスープを掬って、口元まで持って行くと、再び警戒しながらゴックン。意外においしいと思ってくれたようで、自分でスプーンを持って食べ始めました。


 「すごい!」と言いながら見ていると、だんだん少しずつスプーンで掬うのが面倒になったように見えたので、「こうやって持って呑むといいよ」と両手にお椀を持たせると、ごくごく吞んでくれました。それから2回おかわりしてくれたMくんの成長にびっくり。食べるものだけでなく、言葉も増えて問いかけに答えてくれるのが嬉しくて、たくさんおしゃべりを楽しみました。子どもは必ず成長します。間違いありません。



 

 
 
 

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